アルファリポ酸

リポ酸は、別名、チオクト酸と呼ばれる脂肪酸の一種。
人間のからだを構成する６０兆個の細胞、すべてに存在し、活性化させる働きを持っています。
日本では2004年6月までは医薬品にのみ使用が許可されていました。

アルファリポ酸・αリポ酸は細胞の中のミトコンドリアという場所で
糖質をエネルギーとして代謝するための分解を担う補酵素です。
私たちの身体はこのミトコンドリアから生まれたエネルギーで活動しています。

しかし、アルファリポ酸・αリポ酸は加齢と共に減少してしまいます。
すると、体内でエネルギーとして代謝されない糖が脂肪として蓄えられていきます。
これが中年太りの原因の１つであると考えられています。
また、活動するために必要なエネルギーを作り出せないため疲れやすくなったりします。

ダイエット

アルファリポ酸・αリポ酸は摂取した糖質のエネルギー代謝を促します。
目安として１日１００mgを摂取し、２０分程度の有酸素運動を行うことで
効率的にダイエットすることが出来ます。

ダイエットの効果は内臓脂肪型の男性の方が効果が現れやすく１週間程度。
皮下脂肪型の女性は１ヶ月程度かかります。


アンチエイジング・美肌(老化防止)

アルファリポ酸・αリポ酸はビタミンC、Eの400倍という強力な抗酸化力があります。
この抗酸化力でで、肌の老化原因である活性酸素を除去します。

ビタミンEと比べて小さく皮膚からもよく吸収され、水にも脂にも溶けやすい性質なので
美肌には化粧水やクリームなど化粧品で直接肌に補給するのが効果的です。

アルファリポ酸・αリポ酸の美容効果例 ・小さな傷や目の下のクマを目立たなくする ・シミやシワを薄くする ・血行を良くし肌のくすみを改善する ・開いた毛穴を小さくしてキメ細かな肌にする

疲労回復・肩こり・冷え性の改善・ボケ防止

αリポ酸には体内で糖とタンパク質が結合する『糖化』という老化反応を防ぐ働きがあるため
体内の糖分をエネルギーや脳の活動に効率よく使うようになり疲労回復に効果があります。
血行が良くなり肩こり、冷え性の改善、脳を活性化しボケ（認知症）防止の効果もあります。


糖尿病の予防・血糖値の安定

αリポ酸は糖質をエネルギーとして代謝するために分解する働きがあるため
摂取した栄養をきちんとエネルギーとして代謝することで血糖値の上昇・糖尿病を防ぎます。
αリポ酸はもともとは医薬品として糖尿病の治療に使われていました。

αリポ酸は１日100〜200mgを目安に食前または食後に摂ります。
Ｌ−カルチニンやコエンザイムＱ１０などと併用するとより効果的です。

ダイエット効果を期待するならば毎日２０分以上の有酸素運動を行いましょう。
体脂肪をより効果的に消費することが出来ます。

ダイエット成功までの３ステップ 1）　体脂肪の材料である血液中の中性脂肪が減る 2）　内臓についた体脂肪が使われる 3）　皮下についている体脂肪が使われる 皮下脂肪の多い男性では１週間、皮下脂肪の多い女性では１ヶ月を目安に効果が現れてきます。