Ｌ-カルニチン

Ｌ-カルニチンは、アミノ酸を原料に体内で作られる成分です。
人間のからだの細胞全てに存在しますが、特に筋肉と心臓に多く集中しています。
日本では2002年までは強心剤などの医薬品にのみ使用が許可されていました。

Ｌ-カルニチンは細胞の中のミトコンドリアという場所で
脂肪をエネルギーとして代謝するための分解運搬を担っています。
Ｌ−カルチニンがないと脂肪をエネルギーに変換することができないのです。

筋肉が長時間活動するためにはエネルギー源として脂肪の燃焼が重要です。
しかし、Ｌ−カルチニンもαリポ酸と同様に加齢と共に減少してしまいます。
すると、体内でエネルギーとして代謝されない脂肪が蓄えられていきます。
これが中年太りの原因の１つであると考えられています。

Ｌ−カルニチンを体内で合成する能力は20代をピークに減少し、80代でほぼゼロになります。
必要な栄養を食事で摂るのは現実的には難しいので、サプリメントで上手に補いましょう。

ダイエット

Ｌ−カルニチンは脂肪のエネルギー代謝を促します。
目安として１日３００〜５００mgを摂取し、２０分程度の有酸素運動を行うことで
効率的にダイエットすることが出来ます。

摂取し過ぎて余った糖質は脂肪として蓄積されています。
体脂肪を燃焼させるためにはＬ−カルニチンが必要なのです。


強心・スタミナ向上

Ｌ−カルニチンは体内では筋肉と心臓により多く存在しています。
心臓を動かすためのエネルギーの70％は脂肪だといわれています。

Ｌ−カルニチンが不足するとエネルギーが足りないために心臓の働きが弱まります。
すると心臓は鼓動を早くすることでそれを補おうとするのです。
Ｌ−カルニチンの不足は心臓に大きな負担をかけることになります。

Ｌ−カルニチンをサプリメントなどで補うことで、心臓の働きをサポートすることが出来ます。
（2002年までは強心剤などの医薬品としてのみ使用されていました。）

また、Ｌ−カルニチンを補えば全身で効率よくエネルギーを生産できるようになるので
心肺機能、スタミナも向上するといわれています。

Ｌ−カルニチンは１日300〜500mgを目安に活動前である朝に摂取しましょう。
αリポ酸やコエンザイムＱ１０などと併用するとより効果的です。

ダイエット効果を期待するならば毎日２０分以上の有酸素運動を行いましょう。
体脂肪をより効果的に消費することが出来ます。

Ｌ−カルニチン・αリポ酸・コエンザイムＱ１０摂取の目安
Ｌ−カルニチン	３００〜５００ｍｇ
αリポ酸	１００〜２００ｍｇ
コエンザイムＱ１０	６０〜１００ｍｇ
※現在、医薬品を使用、通院中の方は、医師にご相談の上でご使用下さい。