山に行ってきました!
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山行記録-Index
三ツ峠山&茅ケ岳<1日目/2日目
そして2日目は 茅ケ岳(1,704m)

朝起きると、窓の外は曇り空。
天気予報は下り坂…う〜ん、まぁまだこのお天気ならましかな?

今日のお目当ては「茅ケ岳」です。
山の形がぼこぼことしているので「偽八ツ」なんて言われていたそうです。
八ヶ岳の偽物って意味…。
へぇ〜。知らなかった。
山に登る前は、確かに区別が付かなくて「似てるなぁ」とは思ってたけど。(^_^;)






☆コース☆

茅ケ岳登山口→女岩→茅ケ岳山頂→女岩→茅ケ岳登山口


歩行時間はそんなに長くないので、あわてて出発する必要はありません。
でも…お天気は下り坂。
やっぱり、ちょっと早目に出発しようか?

サンパークホテル内藤は1Fに居酒屋「村さ来」が入っているのですが
この店はホテル直営ということで
なんと朝食バイキングは「村さ来」で食べるのでした。(^_^;)

和食洋食、好きな物を好きなだけ食べられるバイキング方式の朝食です。
居酒屋の和風な店内、地元民放ラジオがBGMに流れて
なんだか二日酔いの朝のようなけだるい雰囲気の朝食風景でした。(笑)

これから山に登るので、当然ガッツリ行かせて頂きましたよ!(^^)v
コーヒーも飲んで、うん、満足♪

しかしね〜。
もし山小屋の晩ご飯でこれだけの料理が出てきたら
すごい豪華な感じですよね〜。(^_^;)

朝食後は荷物をまとめてチェックアウト。
一路茅ケ岳登山口へ向かいます。

茅ケ岳の登山口は深田公園の無料駐車場が利用できます。
駐車場には仮設トイレが設置されていました。

広い駐車場にはすでに結構な量の車が駐車されていて
登山ツアーと思われるバスも2台ほどありました。
う〜ん。ここは昨日より混んでるんだろうな。(^_^;)

下り坂というお天気のこともあるし、サクサクパッキングを済ませて
9:45 出発です。

こんな立派な案内板がありました。
できたばかり?真新しい感じでした。

出発直前には1人の男性が近寄ってきて
なにやら袋に入った資料をごっそりと渡して行きました。

あまりにタイミングが良かったので、バスツアーの山岳会の勧誘かと思ったら
どうやら山梨県の職員の方だったようで
県内の名所などの観光案内のパンフレットでした。
山梨県、頑張ってるなぁ…!

昨日の三ツ峠山はずっと日が当たらなかったのでとても寒かったのですが
茅ケ岳の登山道は明るい森のお散歩道といった感じでちっとも寒くありません。

足元にはブナやクヌギの落ち葉がたくさん積もっていて
サクサク踏みながら歩いていきます。

傾斜も本当に緩やかで、こんな所に雪が積もったらスノーハイクも楽しそうです。
「スノーシュー、楽しそうだよね〜。やってみたいなぁ。」

途中で林道を渡りました。

ん?車が停まってるよ??
あそこから歩いてもいいの?
なんて、ついつい思っちゃいますよね。(笑)

緩やかだった登山道がほんの少しずつ傾斜を増して
道の幅もちょっとずつ狭くなってごろごろ岩が目立ち始めます。

10:55 女岩に到着です。

女岩では岩の割れ目から流れ出る清水が味わえます。
まろやかな美味しい水でした。(^^)

しかしこの女岩、落石の危険があるとかでロープだらけになってました。
安全を守るためだから有難いのだけれど、もう少し綺麗にしてあげたらいいのに。

女岩を過ぎると、傾斜が急になってきます。

足元の岩もごろごろ大きくなってきますが危険はありません。
そしていつまでもブナやクヌギの落ち葉がカサカサ言ってます。

…岳の介さんのストックにはなぜかいつも落ち葉がたくさん突き刺さってました。
10枚くらい?私のストックにはつかないのになぁ。(笑)

いつの間にか急登になり、岩や木の根をつかみながら登ることも増えた頃
ちょうど急なひと登りの後に「深田久弥」終焉の地の碑が立っていました。

「日本100名山」を選定・発表した深田久弥氏ですが
この茅ケ岳を登山中に急病(脳卒中)帰らぬ人となったそうです。

茅ケ岳は100名山には入っていないのですが
深田久弥終焉の地、そして南アルプス、八ツケ岳展望の山として
今では人気の山であり、山梨県も力を入れているみたいでした。

深田久弥の碑からまたしばらく狭い急登を登ります。
両手を使ってうまくバランスをとる必要がありますが、危険な場所はありません。

実は私、リードの岳の介さんには内緒でこっそりペースを変えて登っていました。
もともと岩崎元朗氏の影響もあってかなり小さいステップで登っていたのですが
岳の介さんは体が大きく、当然足も長いのでステップが大きいのです。
ずっと一緒に歩いているうちに、私のステップもいつの間にか大きくなっていました。

大きな段差を一歩で乗り越えようとすると、とてもエネルギーを消耗します。
小さなフットホールドを探しながらちょこまか足を動かすのは
一見疲れそうに見えて、結果的には楽というのが私の実感でした。

なので今回は「自分のペースに戻してみよう!」と思ったわけです。
ステップの大きな岳の介さんから微妙に遅れる時もありましたが
トータルするとそんなに変わらないみたいだし、体はやっぱり楽!
…と言う事で、うん、臨機応変に小さなステップに戻せばいいかな?(^^)

12:00 茅ケ岳山頂到着です。

山頂では山梨県の職員の方がアンケートを配っていました。
もちろん私たちもちゃんと記入しましたよ。
…でも、あれが仕事なのは大変そうですねぇ。(^_^;)

ちょっと天気が悪い日があったせいでしょうが、頂上はぐちゃぐちゃの状態でした。
広場の部分は歩くのも嫌なくらいで、皆周りの斜面で休憩していました。

楽しみにしていた景色もあいにく雲の中で見えず。残念。
でも下り坂の予報、雨が降ってないだけありがたいかな?

ということで、岳の介さんと頂上標のところで記念撮影です。(^^)

山頂は広くないものの周りの気が短く刈られています。
おかげで何とか休憩スペースは確保できました。

今日も天気が不安ということでちゃんとしたお昼ご飯というよりはお茶?
前の週に焼いたケーキの残りと熱いコーヒーで
うん、十分満足のコーヒーブレークです。

2人で食べているとぱらぱらと雨が降り始めました。
あちゃ〜。とうとう来ちゃったか。(^_^;)

岳の介さんはしっかりカッパを着込みます。
ひどくならないと踏んだ無精者の私はジャケットだけを着ました。

12:50 雨がひどくならないうちに!下山開始です。

雨が降り始めたら急に気温が下がってきました。
寒冷前線だったのかなぁ?
でもありがたい事に、それほどひどくならずに何とかもっています。

特に危険な場所もないのでサクサクと下りますが
例によってトイレに行きたくなった私。
上の方は登山道も狭く急斜面だから・・・(^_^;)

岳の介さんはしっかり女岩に寄って写真を撮ってきましたが
とてもそんな余裕がなかった私はスルーです。(T_T)
 

気分は半べそだけど、一応写真は撮ります。(笑)

途中にたくさんのケルンがありました。
これは新しい方で、古い物はしっかり全体がコケで覆われていて
まるでひとつの岩のように一体化していました。
茅ケ岳が古くから親しまれてきた山だと言うことなのでしょうね。

斜面が緩やかになり登山道が広くなる頃には
何とか隠れられる場所も見つかってひと息です。
はぁ〜〜〜っ…。(^_^;)

「百の頂に百の喜びあり」
途中立ち寄った深田公園にはこんな言葉を記した碑がありました。

ただ百名山制覇にこだわるのはどうかとも思いますが
この言葉はなんとも素敵だと思いました。

深田公園から駐車場まではほんのわずかな距離です。
結局雨は何とかもってくれて、さすが強運の持ち主の私たち!(笑)

14:30 駐車場に到着です。

さて、山から下りてきたら当然温泉です♪

地図を見ながら迷いましたが「茅の湯」に決めました。
まだ新しい立派な施設でしたが、それほど混んでなく快適でした。

期待していたそば打ちはもう終わっていて残念。
でも茅ケ岳の上でケーキを食べたきりの私たちはお腹が空いています。
温泉から上がり太陽館でパンフレット置き場を眺めていたら
すぐ近くに面白そうな場所を見つけました。

チラシには「スイスフェア」と書いてあり、ソーセージやチーズフォンデュの文字も。
「チーズフォンデュ食べたい!!」というわけで、すぐに移動です。

向かったのはすぐお隣にある「ハイジの村」でした。
大して期待せずに行ったのですが(失礼!(^_^;)
これがホントに大当たり!!

チーズフォンデュはレストランのメニューだったので食べませんでしたが
ちょっとしたスナック類を食べながら園内を歩きます。
当然「アルプスの少女ハイジ」にちなんだ展示物もたくさん!
夜だったのでヤギの放牧やバラ園のバラは楽しめなかったけれど
ハイジの村のジオラマの展示があったり、懐かしのVTR放映もあって
思わず2話見てしまいました。いい話だなぁ〜…。(T_T)

温室ではたくさんのお花を見るだけでなく買うことができるし
教会の中はクリスマスグッズの市場になっていました。
輸入品も含めたクリスマスグッズは圧巻でした。

そして、なんといっても見事だったのがイルミネーションでした。

上の写真もそうですが、施設のエントランス部分からそれはそれは綺麗。
村の中を1周するバスもエレクトリカルパレードのようにピッカピカ。
バラのアーチは歩いても歩いても幻想的なイルミネーションの回廊。
そして広場の樹木も美しく輝いていました。

イルミネーションは大好きな私ですが、ここは本当に素敵でした。
寒かったけれど、あちこちに焚き火が焚かれていて暖を取ることができます。
何よりいいのはこの美しさプラス人が少ないこと。
人混みに煩わされることなく、美しい景色を堪能できるお勧めのスポットでした。

美しいイルミネーションを堪能して、でもやっぱりお腹が空いたよね〜…

というわけで、ここまで来たらこの際やっぱココでしょ!
はい、小淵沢まで足を伸ばす岳の介さん相変わらず脅威のフットワーク!(笑)

行く先はもちろんココ!「但馬屋幸之助」です♪

 

 
ラッキーな事に今回も並ばずに入ることができました。

岳の介さんは鍋奉行ならぬ焼肉奉行で
テーブルに運ばれてきた炭の上で
舌もとろける但馬牛を焼いてくれます。

車の運転があるからビールは飲めないけど
焼肉にはやっぱりご飯でしょ!

熱々焼きたての美味しいお肉をほおばって
「う〜ん、これが焼肉なら普段食べるアレは何だろうね?」
とか話しつつ、至福の時です。

なんと言っても圧巻は立てて焼く上カルビ!
だってちゃんとサイドを焼かなきゃいけないんだも〜ん!!(笑)

これだけ厚みがあっても、口の中に入れてひと噛みすればシュワ〜っととろけてなくなっちゃいます。
あぁ、なんて贅沢なんでしょう。(笑)

お店のイルミネーションライトアップを試行錯誤する但馬屋のスタッフの方とちょっとお話しをして
気持ち良く送り出していただきました。
うん、今回も大満足の山旅でした!(^^)v




私が山に登り始めて最初に買ったのが「車で行ける山」のガイドブックでした。
高速道路の方面別に山がピックアップされていて、有名な所が載っているのですが
紹介されているのは同じ山でも「空いているコース」だったのが決め手でした。(笑)

いつもそのガイドブックを見ながらこれから登る山を決めていた私ですが
今回登った「三ツ峠山」も「茅ケ岳」も「いつか登りたい山リスト」に書いてあった山でした。
2,000mを越えない山なのでまずまずお手軽な日帰りで登れます。
岳の介さんとパーティーを組む前はこの規模の山ばかりでしたからね〜、懐かしかったです。

さて肝心の山ですが、どちらも歩行時間が短く、手軽に楽しめるいい山でした。

特に三ツ峠山は眼前にそびえ立つ富士山の迫力ある姿に圧倒されます。
三ツ峠の山頂から富士山を眺めて
「やっぱり富士山は登る山でなく見る山かなぁ?」なんて思っちゃいましたよ。(笑)

茅ケ岳も本当なら展望がいい山のようでしたが、今回はあいにくのお天気で残念でした。
でもアンケートをしていたり、近くの観光パンフレットを配っていたりして
山梨県は頑張っている感じがして好感度抜群でした。

私が持っているガイドブックにはトイレがないと書かれていましたが
駐車場には仮設でしたがトイレが2つありました。
途中にもあるととってもありがたいのだけど…難しいのかなぁ?(^_^;)

途中の森の中も、雪が積もっている時にスノーハイクしに行きたい雰囲気でした。
スノーシューも楽しいだろうな。(^^)

今回は2日間で三ツ峠山と茅ケ岳、富士山の展望と紅葉、2つの温泉、甲府城とハイジの村のイルミネーション
そしてちょっぴりだけど鹿留のフライフィッシングエリアものぞきに行って、最後は但馬屋幸之助の美味しい焼肉♪
相も変わらずの岳の介さんの脅威のフットワークで快調に飛ばした贅沢な山旅になりました。

岳の介さんと一緒に歩くようになって、私の山登りは本当に変わりましたね。
でも何が一番いいかって、同じ山を歩いていて
同じ景色を眺めて「うわぁ〜、綺麗だね!」
同じ物を食べて「美味しいねぇ♪」と言い合えることだと思います。

経験豊富な頼もしいリーダーのおかげで、決して自分だけでは登らなかった所に登れるようになったのは
これは本当にすごい経験をしているなぁとおもっています。(^^)
岳の介さん、本当にありがとうございます♪

さて、12月は誰もが忙しい師走です。
普段から走り回ってる私はテニスコート以外でも走り回ることになるし
どうやら岳の介さんも忙しいみたいです。

ということで、今年の山はこれでお終いです。
…なんて、思ってたんですけどね。(笑)

この後、実は年内最終の山が待っていたのでした!
やっと仕上がった三ツ峠&茅ケ岳レポ。
さて、私は次のレポを年内にUPすることができるのでしょうか?(^_^;)


三ツ峠山&茅ケ岳<1日目/2日目

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