山に行ってきました!
HOME
山行記録-Index
三ツ峠山&茅ケ岳<1日目/2日目

2006年11月25日(土)〜26日(日) 三ツ峠山(1,785m)

さて、いよいよ11月も終わり…昨年はここで鍋割山に行ったのが年内最後の山行になりました。
今年は2日間の予定で行けるという事で、もう少し足を延ばせそう…どうする?どうする??
割と近場で雪の心配がなくて景色がいい山…
「夏に登った富士山がど〜んと良く見える!」「近くで紅葉も楽しめる」「温泉もあるよ!」
「どうせなら下で普通に1泊して、別の山にも登っちゃおうか??」

…と言うわけで、富士山展望の山「三ツ峠山」&「茅ケ岳」に登ってきました!(^^)

なんでも天気予報によるとえらく冷え込みそうな感じです。
2日目は少し天気が崩れてきそうなので、展望の良い三ツ峠に先に登り
歩行時間は短めにして、クッカーでご飯作るのも寒そうだし歩行時間も短いからやめにして…
後は、まぁなんとかなるでしょう。(笑)
岳の介さんと二人で歩くのもすっかり慣れてきて、自然に役割分担も決まって来ました。



☆コース☆

三ツ峠山登山口→木無山→三ツ峠山山頂→木無山→三ツ峠山登山口



今回も当日早朝、岳の介さんの愛車チェロ君で出発です。

中央道をひた走り、河口湖I.C.で下ります。
まだ青白い景色の中、突然目の前に富士山がっ!

おおおおっ!
もう雪をかぶって、なんだかとってもきれいです。
夏に登った時は雲がかぶってて良く見えなかったから
こんな風に間近で富士山を見るのは小学生以来??

はぁ〜。
富士山はやっぱり綺麗な山ですねぇ。(*^。^*)

寒いだけあって空気が澄んでいるせいか、とってもきれいに見えます。
朝早いというのに、あちこちにカメラを構えた人たちがいます。
三ツ峠登山口近くに「天下茶屋」という有名な撮影スポットがあるそうで
岳の介さんが連れて行ってくれました。

朝早いので当然お茶屋さんは営業していなかったですが
やはりカメラを構えた方がたくさんいましたよ。

私たちもデジカメでパチリパチリと撮影会です。


ここからこんなに綺麗に見えるということは上に登ったらもっと綺麗?
お茶屋さんの横のトイレを借りて、さぁ登山口へ。

道路脇に4〜5台の車が停まっていました。

とりあえず開いているスペースにチェロ君を停めて、準備を始めます。
今回は途中のPAでお弁当の朝ごはんで腹ごしらえ済みなのでスムーズです。

今回は山頂でお料理もしないから水筒は岳の介さんに頼って
私は熱いお茶が入った保温ポットだけ持ちます。

う〜ん。水筒もおにぎりも持たないとなんて軽いんだろう!!(^^)

リーダーの岳の介さんはルートチェックに余念がありません。

2人でストレッチ…朝はやっぱり体が固いですね。(^_^;)
こじんまりした駐車スペース…意外に空いている山なのかな??

今までで一番軽いザックを背負って、8:20 出発です。

川の流れを右手に見ながら舗装された道を歩いていきます。

松原湖のキャンプ以来釣り熱が上がってる私たちは
川の流れを見ながら猫のように目を光らせつつ歩きます。(笑)

…それにしてもアスファルトって硬いなぁ。
登山靴で歩くと良くわかりますね。(^_^;)

しばらく歩くと…あれれ?車がいっぱい停まってます。
ここが本当の登山口の駐車場だったみたいです。
立派なトイレまでありました。

あちゃ〜。
失敗しちゃいましたね。まぁ、いいか。

結構広くて、車もたくさん停まってるということは
やっぱり人気の山だったんですね〜。(^_^;)

(ちなみにルート図で2番目にあるPがここです。)

こんなに立派な案内板までありました。

御巣鷹山なども合わせて縦走できるし
登山口もたくさんあるので、なかなか詳しく書かれています。

あまりきちんと読まなかったのだけれど
花の見ごろの時期なども書かれていました。

登山道は山陰なので、しっかりフリースを着込んでいます。
今日は寒いって予報だったし、さっきチェロ君の気温計は1℃だったし。(^_^;)

この駐車場は結構広くて、車はたくさん停まっていたけれど
ひと気はあまりありませんでした。
きっとみんなもう出発しちゃった後なのでしょうね。

さっきまではアスファルトの上を歩いていましたが、いよいよ登山道です。

…って、ん??
道がコンクリートで固めてあります。
確かにここは登山道、落ち葉もたくさん積もってる。
でも足元が妙に硬くて、なんだか不思議な感じです。(^_^;)

歩いていると道の脇に不思議な物を見つけました。

「ねぇ、なんだか変なのがある。これなぁに?」
「何かの卵じゃないの?」
「???あれ?違うよ、これ、氷だよ!!」
「おもしろ〜い!!」
ということで2人でカメラを構えてパチリ。

この、根元に氷が生えたような植物は
その名も「シモバシラ」と言うそうです。
へぇ〜。
初めて見ました。
不思議ですねぇ。

登山道はずっと山陰なので、道の脇にはずっと霜柱がありました。
と言うか、登山道は霜柱の中にある、と言う感じ??

道を固めていたコンクリートはなくなりましたが
それにしてはなんだか足元が硬い…
これはきっと、地面が凍っているんでしょうね。(^_^;)

こんなに立派な霜柱があるくらいに空気はひんやりしているのですが
風はまったくないので、歩き始めてしばらくすると体が温まりました。
フリースを脱いで調節します。

途中、ちょっとした広場に立派なテーブルとベンチがありました。

すぐ近くの木上で、小鳥がさえずっています。
何か食べているようで逃げていきません。

岳の介さんがザックからビノキュラーを出していると
食べ終わった小鳥は飛んで行ってしまいました。
う〜ん、鳴き声を聞いてもわからないんですよね。
あれは何だったんだろうなぁ?

私たちが小鳥に注目している間に後から来たパーティーが休憩し始めました。
やっぱり、結構人がいるんですね。(^^)

見てください、この立派な霜柱!!
長さがゆうに10cmはありました。

長くなりすぎてまっすぐ伸びずにカールしているので
クリスマスのキャンディーステッキみたいです。(^^)

それにしても、こんなに立派な霜柱は初めて見ました。
霜柱って、あまり寒すぎても成長しないそうですよ。
ここの登山道はよっぽど条件が合うのでしょうね。(笑)

9:50 三ツ峠山荘通過

樹木の間から南アルプスが見えてきて
「うわぁ〜♪」なんて言っていたら、ぱっと視界が開けてきました。

三ツ峠山荘にはひと気がなかったけれど…営業はしてたのかな?
山荘には真っ黒い犬がのんびり寝転がっていました。
今日は風もないし、日向ぼっこにはぴったりですね。(^^)

きゃ〜!見て見て、この霜柱!!
この真っ白いのは「霜が付いた草」でなく全部霜柱です!!

あたり一面、霜柱の原っぱ。
足元が霜柱でふさふさしてます!!(笑)

子供の頃、霜柱を見つけると踏んづけて遊んだりしましたが
だんだん貴重になって、「見るもの」になってた霜柱。

これだけ盛大にあるのは生まれて初めて見ましたよ!!

両手で軽くすくうだけで、山盛りの霜柱です!(^^)v
きゃ〜。楽し〜〜い♪(笑)
山頂直下の斜面、大きなアンテナの手前です。
日当たりはかなりいいのに、ぜんぜん融けてないのはとっても不思議です。

霜柱の原っぱでひとしきり遊んだら、明るい階段を登ります。
目の前には大きなアンテナ。
そして…

10:05 三ツ峠山山頂到着です。

目の前にど〜〜ん!とそびえるのはもちろん富士山です!!
「富士山展望の山」というのに思わず納得です。
気持ち良く晴れて、雲ひとつかかってない富士山!!
風もなくてコンディションは最高です!
岳の介さんと2人でザックも下ろさずに写真を撮りまくってしまいました。

ひとしきり写真を撮って、ハタと我に返ります。(笑)
「記念写真!撮るの忘れてた!!(^_^;)」

とりあえずザックを置いて、山頂標をバックに、はいパチリ。(^^)

それにしても、富士山を入れての写真の難しいこと!!
富士山に合わせると前景真っ黒(当然フラッシュたいてます)
私たちに合わせると富士山は白く飛んじゃって…
近くにいた方頼んだでのすが、何度も撮り直して頂いてしまいました。(^_^;)

でも、お日様ぽかぽかで風もない山頂。
目の前には、それはそれは見事な富士山。
誰もがニコニコの笑顔で、気持ち良くシャッターを押してくださいました。(^^)

天気予報では「えらく寒い」はずでしたが
登ってみればなんとも穏やかなお天気でした。
「お昼寝した〜い!!」と思わず言ってしまったほどです。(笑)

きっと寒くて長居はできないだろうし、お昼には早いだろうからということで
今回は山ご飯の用意はまったくしてきていませんでした。

でもね〜、こんなに気持ちいい山頂、とてもすぐ下りる気にはなれません!

というわけで、非常食代わりに持ってきた朝ごはんの残りのおにぎりと
寒いだろうからと持ってきた保温ポットのお茶でランチです。(^^)
決して広くない三ツ峠山の山頂、少し端の草の上に座って
岳の介さんと2人でもぐもぐ…あ〜、鍋の用意してくれば良かったなぁ。

ふと上を見上げると真っ青な空に白い飛行機雲。

う〜ん、たまりません。
なんだかとっても幸せな気分です。

それにしても本当にぽかぽか、風もなくて暖かくて
山頂にいるというのにフリースも着ずにのんびり。
下に敷く物を持ってきてたら本当にお昼寝したかったなぁ。(^^)

とってもアバウトな三ツ峠山の山座同定盤…
山の名前しか書いていないので
どれがどの山だか私にはさっぱりわかりませんでした。(^_^;)

というわけで、岳の介さんに「あれは?」「あそこは?」と聞きまくり。(笑)
小鳥を見損ねたビノキュラーでしたが
富士山から北アルプスまで山を見るのにバッチリ役立ちました!

富士山は私たちが登った登山道までくっきりはっきり。
南アルプス、その向こうに中央アルプスもちょっぴりのぞいてて
思わず「木曽駒さ〜ん!」と叫んでみたり。(笑)
八ヶ岳はもちろん、北アルプスもしっかり見えました。
涸沢小屋は今頃すっぽり雪の中なんだろうなぁ…。(^^)

暖かくて気持ちいいけれど、いつまでも山頂にいるわけには行きません。
11:25 下山開始です。

岳の介さんと2人で霜柱のドミノ倒しを楽しみ
山小屋四季楽園裏の綺麗な水洗トイレに寄りました。

四季楽園にいたまるで白熊のような大きなワンコが
登山者とともに登ってきたちびワンコに興奮して吼えたら…
山々にこだまして、すごい迫力でした。(^_^;)

途中荷揚げのジープとすれ違って、この道の整備具合に納得。
その後休憩もとらずにサクサク下りて
13:00 駐車場到着です。

下山後は河口湖の「モミジの回廊」へ。
山の方はもうすっかり紅葉の時期は終わりましたが
河口湖の辺りはちょうど見ごろ、それはそれは見事な紅葉を楽しんできました。

河口湖をぐるっと回る周遊道路に
紅葉目当ての観光客の車がぎっしり…。(^_^;)

みんな車から降りて、あちこちぶらぶら歩いています。

私たちもチェロ君から降りてのんびり歩きました。

紅葉の赤い色と緑、そして青空をバックに富士山。
まるで絵葉書のようなシチュエーションです!

…と思ったら、いるいる!三脚を立てたカメラマンです。
私たちもチャレンジしましたが、う〜ん、難しい〜。(^_^;)

焼きで調節、レフ板も使ったりしてるんだろうなぁ。
岳の介さんと2人でかなり粘ったけれど「絵葉書のよう」には撮れませんね。(^_^;)

お天気がいいので、太陽の光が当たって紅葉はとても綺麗に色が出ていました。
紅葉の色も富士山も美しく合成してしまう、私たちの目ってすごい高機能…。

赤い紅葉の葉っぱが可愛かったので
えびさん風に「集合写真」です。(^^)

こんな風に集めなくても、あちこち紅葉だらけだったんだけど
でも、ほら、やってみたかったの!(笑)

それにしてもこの辺りの紅葉はとても大きな木が多かったです。

ケヤキか何かだと思って見上げると、葉っぱはみんな真っ赤!
青空に紅葉の赤が美しくて見上げっぱなし…首が痛くなっちゃいましたよ。(笑)

河口湖で紅葉を堪能したらちょっと足を伸ばして鹿留のフライフィッシングエリアへ。
FISH-ON!鹿留という、昔私が良く行ってたお気に入りの管理釣り場です。
自然の渓相をそのまま生かしているエリアは、手軽に渓流のムードを楽しめます。

今回はとりあえず見学に行ってきました。(^^)
到着が遅かったおかげでちょうどイブニングライズに出くわすことができて
初めて生でフライを見る岳の介さんも大興奮でした。
もちろん私もウズウズと釣りの虫が…。
来年の春はフライでスタートかな?(笑)

鹿留でフライを見て興奮冷めやらぬ私たちですが、そろそろいいお時間です。
今夜のベースキャンプに到着する前に、最後のチェックポイント…
はい、もちろん温泉です♪

岳の介さんのお勧め、河口湖道の駅鳴沢に付帯している「富士願望の湯 ゆらり」

カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、一硫酸塩、塩化物温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
ということで、シルバーのアクセサリーの安全圏です。(笑)

「露天風呂に入りながら富士山が見たいね〜!」
なんて言ってたけどすっかり日が暮れてしまって、富士山の陰??見えたような気が…??

風水とか気とかマイナスイオンとか、いろいろ考えて作ってある16種類のお風呂。
まるで知らない国のお風呂に入っているような気分になれる洞窟風呂が気に入りました。(^^)v

ゆらりのお風呂ですっかりリラックス♪
一路甲府駅前のベースキャンプ「サンパークホテル内藤」へ移動です。
チェックインして荷物を置いたら、早速甲府の街へ繰り出します。

まずはホテルのすぐ横の甲府城へお散歩です。

甲府城はもちろんお城。
お城なんですが、なんともきらびやかなイルミネーションです。

石垣の所には「風林火山」…キティちゃん、あなたってば…orz

武田家の紋にイルミネーションというシュールな風景でしたが
きりっと寒いものの風がなかったせいか、結構な賑わいでした。

本丸の見晴らし広場に登って見る甲府の街並みは夜景が綺麗。
クリスマスツリーもあって、植木にもイルミネーション。
電飾が梅の花の形ってのはご愛嬌です。(笑)

いい加減お腹が空いたので人で賑わう甲府城を後にして駅の方へ。
イルミネーションに浮かれる人々を見据えるかのように
武田信玄の像がどっしりと座ってました。

…それにしても、甲府の街ってやたら夜が早い…。
まだ9時にもなっていないのに人通りもまばら。

せっかく甲府でご飯を食べるんだから、何か美味しい物を食べようと思って
岳の介さんと2人で夜の甲府を歩き回りましたが
まるで深夜の2時過ぎのように、開いているのは大手チェーン店か怪しいムードの店ばかり。(^_^;)

「もう何でもいいから、お腹が空いた〜!!(^_^;)」

寒い街中を歩き回って疲れた私たちに、救いの神のような明るい看板。
「甲府ならでは」という料理はなさそうだけど、優しい明かりにふらふらと店内へ。

駅に程近いこの店は、居酒屋と定食屋の間くらいの感じで
「お帰りなさい!」と客を出迎えてくれるアットホームな雰囲気がうれしい♪

煮物焼き物、野菜類も豊富なメニューは単価も安くて
いろいろな物を食べたい食いしん坊の私たちにも安心リーズナブルなお店でした。

ほぼ満席の店内でカウンターに滑り込み、冷えた体に生ビールで
まずは三ツ峠山登頂祝賀会です。(^^)v
多彩なメニューからあれもこれもたくさん頼んで、リラックスしながら飲むことができました。


三ツ峠山&茅ケ岳<1日目/2日目

HOME  山行記録-Index  ページのTOP

Copyright(c)2005 Akemi@yamaniittekimasihita! All rights reserved.
inserted by FC2 system