山に行ってきました!…お気楽のんびり山登り ・ キャンピングカー「アミティ」 ・ 美味しい物などなど!
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猛暑の2010夏山!ゴンドラ利用で北アルプステント泊♪ − 白馬八方〜唐松岳〜五龍岳 <
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猛暑の2010夏山!ゴンドラ利用で北アルプステント泊♪ − 白馬八方〜唐松岳〜五龍岳
2日目の朝は 4:30 起床です。
まずは唐松岳に登ります。
天場から小屋を通過して唐松岳まではおよそ15分。
山頂にはすでに大勢の人がいて、ご来光を待っていました。
5:07頃…日の出です。
雲海の上に金色に眩い太陽が顔を出しました。
さっと日が差すと、一瞬風が吹くような気がします。
なんとも厳粛な気持ち…そして、嬉しさがこみ上げます。
太陽は同じように毎日昇っているはずなのに
なんとも不思議な気持ちです。
遥か剱岳にも赤味が差しました。
遠くから見ても険しさが解かるあの山…
映画「剱岳−点の記」を思い出します。
いつか行けるといいなぁ。
何枚も撮った記念写真ですが
日差しが明るくなって来たので、改めて2人で写して貰いました♪
唐松岳山頂で剱岳をバックに、はいパチリ♪(^^)v
これから目指す五龍岳も、今日ははっきりと良く見えます。
「調子が悪かったら1泊だけで下りようね。」
なんて言ってたのに、今日はもう2人とも行く気満々です。(笑)
五龍まで行くならあまりゆっくりしていられません…
という訳で、テントに戻る事にしました。
唐松岳から降りる途中から見た天場です。
結構な急斜面に張り付くように天場が作ってあります。
ウチのテントは一番上に見えてるブルーのヤツです。
画面には入り切れていませんが、この下にも延々とテントがありました。
皆さんトイレは…大変だろうなぁ。(^^;)
私達のテントはこんな感じに張ってます。
段々の階段の1番上に張ってありますが
テントの出入り口を開けるとイキナリ段差です。
寝ぼけてトイレに行くと滑落するかも知れません。(笑)
それでも小屋のトイレに行くには一番近い1等地です。
朝食を作って食べて片付けて…してると時間が掛かるので
とりあえずアタック装備を身に付けて出発する事にしました。
まずは再び小屋の前まで登り返し、水を買ってトイレを済ませて…
ストレッチも念入りに行います。
07:00 唐松岳頂上山荘から出発です。
行く手には唐松から五龍に向うコースがクッキリと良く見えます!
昨日はずっと霧の中を歩いたので、景色が楽しめそうでウキウキします♪
…ちょっと暑そうですけどね。(^^;)
しばらくハイマツの道を歩いたら、さっそく岩場鎖場の連続です。
私もストックを仕舞って、足場とホールドを確認しながら進みます。
前後には同じく五龍へ向うパーティーが詰まっているので
進むスピードはじれったいくらいゆっくりだったので…
落ち着いて通過する事が出来て、良かった!という事にしておきましょう。(笑)
ルートが狭いのでジリジリしながら進んでいましたが
いくつか足場を選べるこんな場所で、先行パーティーを追い抜かさせて頂きました。
ガイドツアーのパーティーもいましたが、山岳ガイドってホントに大変な仕事だと思いました。
でもこういうパーティーは、この日の日程は五龍までだそうなので
ゆっくり事故なく歩ければ、お天気も良くて楽しくていいでしょうね〜〜〜!(^^)
「鎖を信用してはいけない。」という教えを受けているので、あまり鎖を触らない私ですが
ぐらぐらグルグル動く支点を目の当たりにしてしまいました。
うわ〜〜〜〜〜!!!怖い〜〜〜〜〜〜!!!!
やっぱり鎖は信じられないなぁ〜〜〜。
うっかり頼って落ちたら…終わりだもの。
自分の責任で、自分の感覚を信じないと山では厳しいですね。
鎖場を通過して、またハイマツの道を進みます。
目指す五龍がだんだん近付いてきます。
朝日が差す中を歩くのは気持ち良くって嬉しくなって来ます♪
8:20 休憩です。
朝食を食べないで歩き始めたので、私はさっそくパンを半分食べました!!
お腹が空くと、途端に動けなくなるんです。
まさしくガソリンが切れた車みたいです。
燃費が悪い…と、よく言われます。(^^;)
岳の介さんはチョコだけです。
山を歩いてる時なら、いくら食べても問題ナシ!!(笑)
実は、甘い物を持って来るのを忘れたので
急遽唐松岳頂上山荘の売店で仕入れたチョコです。
この嬉しそうな顔…チョコは正解でした!(笑)
この日は日程が長いので、短時間で休憩を切り上げ進みます。
五龍がぐんぐん近付いて来ました。
う〜〜〜ん!!
いい景色ですねぇ〜〜〜〜!(^^)
道標があったので思わず写真を撮りました。
青空にこんな景色…
ちょっと無理してでも、出て来た甲斐がありました!!
白岳にて…唐松から歩いて来たコースが良く見えます。
右が大黒岳、そして歩き出したのはその奥左の白い山の唐松岳です。
あんなに遠くに見える場所から歩いちゃうなんて…
人間ってすごいなぁと、いつも思います。
白岳の緩やかだけどザレた登り…暑くてだれてます。(^^;)
景色は最高!
足もちゃんと動かしてるけど…岳の介さんとはコンパスが違うので
ちょっと気を抜くと距離が広がります。
でもいいの、気持ち良く歩いてるから。(笑)
五竜山荘の赤い屋根が見えて来ました!
全然気付きませんでした。
こんな所にあったんですね〜〜〜!!
五竜山荘の赤い屋根越しに見る五龍岳…
迫力がありますねぇ〜〜〜!!
空も青くて、ウキウキします♪
09:35
五竜山荘
に到着です!!
休憩は五龍から降りて来てからする事にして…
さっとトイレだけ済ませて、五龍岳山頂へ向いました。
ぐんぐん登って、五竜山荘がもうあんなに小さくなりました。
…と思ったら、あら、何だかガスも上がって来てます。
せっかく五龍岳に登るのに、景色が見えないと悲しいから急がなきゃ!!(^^;)
五竜山荘を出発してすぐは、こんな風にザレた九十九折です。
少し登るだけで小屋の前より涼しくなった気がします。
…でも…やっぱり登りだから暑いです!!(^^;)
岳の介さんは足が長くていいなぁ〜〜〜〜〜。
私も早く進みたい!!(笑)
しばらく歩くと、岩場になりました。
それなりに急ではあるけれど、ホールドもたくさんあって難しくはありません。
うわ。
何だか一緒にガスも上がって来てるみたい!!
頑張れ〜〜〜!!!(^^;)
11:05 五龍岳山頂に到着です!!
ちょっとガスって来ましたが、唐松から歩いて来た道も見る事が出来ました!
思ってたより広い山頂のガスの切れ間から、あちこちの山を眺めて…
いつまでもゆっくりしたい気分ですが、そろそろ下りなくてはいけません。
11:30 下山開始です。
こんな岩場を…
ん?え〜〜〜??
こんなオーバーハングではありませんでした。
岳の介さんのいたずらです。(^^;)
相変わらず、めったに鎖には触らずに…
ホールドを確認しながら、それでもなるべく素早く下りて行きます。
岩場の後はザレた道を下って…
12:40 再び五竜山荘に帰って来ました!
は〜〜〜。
疲れた! & お腹が空いた!!(笑)
今度こそ、ちゃんと休憩です!!
五竜山荘の中に入るとTシャツを売っていました。
あぁ!あちこちで見かけるこのTシャツ!!
ここで売ってたんですねぇ〜〜〜!!
岳の介さんに「買ってあげようか?」って聞かれたけれど
丁寧にお断りしました。(笑)
暑くてだいぶ水を飲んだので、小屋でお水を買いました。
外に蛇口があって、そこで自分で汲む事が出来ます。
とりあえずコーヒーを入れて…
動いている時は暑かったけれど、ガスって日差しが遮られて
しかも止まるとすっと冷えて来て、熱いコーヒーが美味しかったです♪
この小屋のお水は天水なので、コーヒーを入れた後は水を煮沸消毒して水筒へ。
私はガサツに出来てるので全く平気なんですが、デリケートな岳の介さんの念の為です。(笑)
昼食は、朝の休憩の残りのパンと、バゲットで作った簡単サンドイッチです。
いつも山行中でも結構たくさん食べている私達ですが
実は今回、ちょっと食料計画をミスって手持ちの食料がかなり少なめです。
とりあえずある物を食べて、どうしても足りなければ小屋で調達すればいいか…
そう考えながら、でも、意外と少なくても何とかなるものですね。(^^;)
昼食を食べている時に近くに座っていて、色々お話を伺った方です。
昔はいつも奥様と歩かれていたそうですが、今は奥様がお忙しいそうで
今回はお1人で歩かれて、今夜は五竜山荘に泊まられるそうです。
楽しいお話がたくさん聞けて、いつまでも伺っていたかったけれど
これから唐松山頂小屋まで帰る私達は、そろそろ出発しないと…
という訳で。
13:45 五竜山荘から出発です!
無事五龍岳に登れて、足取りも軽く?唐松方面へ向って歩いていると
「akemiさ〜ん!」と呼ばれてビックリ!!
なんと!KAZUさん&矢車草さんご夫妻と、niwa君のパーティーにバッタリです!!
まさかここで会えるとは思ってませんでした〜!!
今夜は五竜山荘に泊まるそうで、記念写真を撮ってお別れしました!
この時間になると、さすがに歩いてる人は少なくなります。
静かな道を、ひたすら唐松へ向けて歩きます。
…夏真っ盛りのはずなのに、雲は心なしか秋めいてる気がして…
ハイマツの道の後は、こんな岩場鎖場を何度も通過します。
鼻歌混じり…は、さすがにまずいけれど
ちゃんと確認しながら進めば、大丈夫!
不安な時は無理せず、後ろ向きに下りるクライムダウンで行きます!(^^;)
唐松に近付いてくると、時々五龍方面に向うパーティーとすれ違いました。
すでに16時近く…こんな時間から??
私達の行動も遅いなぁと思いながらでしたが、上には上を行くパーティーがいます。
しかも、足元を見ればサンダルだったり…相当熟練のベテランさん達なんでしょうね。
でもこの時間です。
他人事ながら、ちょっと心配になってしまいました。
そして、さらに唐松に近付いた岩場の狭いコースで男女2人のパーティーとすれ違いです。
背中には小さなアタックザック、足元はクロックス!
「すごいなぁ…休暇明けの小屋番さんなのかなぁ?」
すると、次に近付いてきたパーティーが「唐松はこっちでいいんですよね?」
「…え?ひょっとしてさっきの人達も唐松に向ってるんですか?」
「そうみたいですよ。だからこっちに付いて来たんですけど。」
慌てて大声を出して、何とか声が届き、呼び戻す事が出来ました。
あのまま何も知らずに突っ込んでいたら遭難騒ぎだったかも知れません。
止められて、本当に良かったです。
16:55 色々ありましたが、とにかく無事に唐松岳頂上山荘に到着です!!
いや〜〜〜〜!
お疲れ様でした!!!
テントに戻ってさっさと装備解除して
火器と食料とダウンジャケットを持って、小屋の前のテーブルに向います。
食事をするなら、ビールもすぐ手に入るし、トイレも近いから
テントではなく小屋の前がいいんです。
どうせ寝る前には水の調達やトイレで小屋まで登るんだから
最初から小屋の前が一番楽です。
という訳で、小屋の前のテーブルを確保して…
まずは生ビールです!!
「唐松岳と五龍岳、無事登頂おめでとうございま〜〜〜〜す♪」
「乾杯〜〜〜〜〜!!!」
実はこの生ビール、売店最後の2杯でした!
「もう足りないかも。」と言うのを無理にお願いして何とか確保した2杯です。
貴重な生ビールでした!!(^^;)
日が暮れて来て、今日もだんだんとガスが落ち着いて来ました。
小屋の前に陣取って景色が現れるのを待っていた人達は
寒さに耐え切れず、みんな小屋の中に戻って行きました。
ガスが落ち着くのが解かっている私達は、景色を眺めながらのんびり待ちます。
乾き物をおつまみに何杯もビールを飲んで…
今夜の夕食は、乾燥肉野菜入りで作った焼そばです!
ソースの香りがまた、食欲をそそるんですよね〜〜〜。(笑)
この日はガスが落ち着くのが前日より遅くなって
19時近くなって、周りの山々が顔を覗かせてくれました。
夕焼けのオレンジが夜の濃いブルーに変る狭間…
遠く剱岳が、美しい姿を見せてくれています。
焼そばで足りずにおつまみにレトルトのサンマの煮付けです。(笑)
夕闇に包まれていく山々を眺めながら飲んでいると
寒いので一旦小屋に入った人たちが、景色を見に出て来ました。
「日が暮れて来るとガスが落ち着くから、山が良く見えて来るんですよ。」
と言った岳の介さんの台詞を覚えていてくれたようです。
まだ山に登り始めて間もないと言うこのパーティー
と最後まで一緒に盛り上がりました!
すっきりと晴れて月明かりも眩しい中、21時過ぎまで静かに!楽しい宴会が続き
最後に記念撮影をして解散です。
歯磨きをして、トイレも済ませて、テントに戻ってお休みなさ〜〜〜い!!(^^)
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