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多摩川の源流を訪ねる!水が豊かな展望の山−笠取山

   



2010年5月15日(土) 笠取山(1953m)

GWの涸沢・北穂山行の興奮と疲れも冷めやらぬ翌週です。
岳の介さんがひと言言いました。

「今週は天気が良さそうだから、どこかにハイキングに行きたいなぁ〜。笠取山とかいいと思うんだけど、どうかなぁ?」

「えぇっ??」
涸沢山行の後片付けもなんとなく終わり切っていないし
月末には山中湖マラソンもあるので、それまでは大人しく過ごすと思っていた私はちょっとびっくりです。
でも、岳の介さんはすっかりノリノリです。(笑)

「そっか〜。行きたいのね〜。どうせ行くなら私も楽しまなきゃ!」
近場でいい山がないかガイドブックなども見てみましたが
岳の介さんが気になると言う笠取山も、なかなか面白そうな山だという事がわかりました。

…という事で。

久しぶりに休日の早起きで、まずは奥多摩を目指したのでした〜!(^^)v
 
 

 
☆コース☆
10:35 作場平登山口
11:00 一休坂分岐
11:10 ヤブ沢峠
12:00 笠取小屋
12:25 雁峠分岐
13:00 笠取山山頂(山梨百名山)
13:30 笠取山山頂(標高点)
14:00 水干
14:10 笠取山西
14:20 小さな分水嶺
14:35 笠取小屋
一休坂
16:15 一休坂分岐
16:45 作場平登山口

6:30近くになって、寝ぼけ眼をこすってやっと起床です!(^^;)
お弁当と、アミティの中で食べる朝食のおにぎりを作り
出発したのが7:20でした。

青梅街道を走って奥多摩湖を走り抜けます。
前日の金曜日ほどの晴天ではないけれど
それでもまぶしい日差しに新緑が輝いて
今年は当たり年という藤の花の甘い香りが風に乗って鼻をくすぐります。

奥多摩湖を抜けると、やがて道は大菩薩ラインと名前を変えました。

一の瀬高原の案内を頼りに、作場平の登山口を目指しました。
最初こそ砂利の林道でしたが、しばらくすると走りやすい立派な舗装路になります。

たどり着いた駐車場は、奥にあるとは思えない十分な広さでしたが
人気のある山なのか、すでに満車に近い状態でした。
上手く場所を見つけて何とかアミティを停め、身支度を整えました。

今日はいいお天気だし
雪の涸沢山行と違って「ハイキング」なので
春らしい軽装にしてみました〜♪

笠取山は2008年5月に皇太子様が登られた山だそうです。
私達は全然知らない山でした。

作場平の登山口には、こんな立派なトイレがあります。
汲み取りに見えますが、処理はバイオ式だそうです。
こんな風に整備されているのは、皇太子様が来たお陰なんでしょうか?

綺麗さはまずまず、と言った感じでした。
(ちょうど掃除をした直後だったらしいです。)
紙は一応ありましたが、少ししかなかったので念のため持参した方が良さそうです。

登山口で、2人連れの女性に声を掛けられました。
「今日は上に泊まるの?泊まればいいのに。」
「明日はお祭りなのよ〜。」
「初めて来たのなら、登りは沢沿いの道を歩いた方が楽しいわよ〜。」

へ〜。お祭りなんて全然知りませんでした。
帰ったら調べてみましょうね〜。

トイレも済ませて…

10:35 作場平登山口から出発です。

よく踏まれているけれど腐葉土で
ふかふか柔らかい幅の広い登山道です。
足に優しい明るい道を進みます。

小鳥の巣箱があちこちにたくさん掛けられていました。

途中男性ばかり5〜6人のパーティーと前後しながら歩きました。

11:00 一休坂分岐通過です。

地図を出して確認します。
ここから右に行くと一休坂、左に行くと沢沿いの道になります。

男性パーティーは一休坂を進むようでした。
私達は教わった通り、ヤブ沢峠を目指して沢沿いの道を進みます。

ここには、こんな真新しい立派なベンチがありました。
まるでステージみたいに土台を作ってあり、一段上のベンチです。

「殿下、お疲れになりましたか?どうぞ、コチラでお休み下さい。」
「うむ。苦しゅうない。」(笑)

こんな感じの丸太の橋があちこちに掛かっています。

登山口でお会いしたお2人が話していた通りの
沢に絡みながらゆるゆると登って行く道でした。

川と言うよりは小さな沢…ちびっ子ヤマメくらいはいるかも知れませんね〜。
こんな流れが大好きな私は、嬉しくなってずっとニコニコ顔です。(笑)

明るい森なので、スミレもあちこちに咲いていました。

よく見ると2〜3種類くらい混じって咲いているみたいでした。
スミレは種類が多過ぎて、覚える気が余りない私達なので

「あ〜!スミレが咲いてる〜!」
「ホントだ。いっぱい咲いてるね〜。可愛いねぇ〜。」

…で、おしまいです。(笑)

コレはヨゴレネコノメかな?

可哀想な名前だけど、結構可愛いですよね♪(^^)

11:10 ヤブ沢峠通過です。

登山道は相変わらず広くて明るく歩きやすい道です。

この笠取山、私達は全然知らない山だったし
実際歩いてみても、他にたくさんの登山者がいる訳でもないのに
まるで「高尾山」みたいにしっかりした広い登山道でびっくりです。

この山は多摩川の源流と言うだけあって、ホントに水が豊富です。

小さな沢だけれど、いつも涸れることなく流れているのは
周りの石に付いた青々したコケの様子でよくわかります。

コケの緑色がとっても綺麗で、何だか癒されますね〜♪

登山口のお2人に
「道はとっても整備されてて、ちょっと綺麗過ぎるくらいよ〜!」
と言われていました。

ヤブ沢峠を過ぎてしばらくすると、まるで木道のように整備されていました。
半割丸太の土留め?も真新しい感じで、公園の中を歩いてるみたいな気分です。

そして、???と思っていましたが
道には車の通った跡らしきわだちがありました。

木道?を過ぎると、焚き火のような匂いがして来ました。
笠取小屋で何か燃やしてるのでしょうね。

そう思ったら、すぐに笠取小屋が見えて来ました。

12:00 笠取小屋に到着です。

平屋建ての建物が3棟(ウチ1つは冬季小屋みたいです。)と
屋根の付いた物置のような所もありました。
外壁はトタン?で、思いの他立派な小屋でした。

小屋の前は結構広い場所があって、テーブルと椅子がいくつもありました。
20人くらいはテーブルでご飯が食べられそうですよ。

入り口に掛かってる赤いのは「営業中」」の旗です。(笑)

小屋の中を覗いたら、薄暗くて奥までは見えませんでしたが…

入口の土間に薪ストーブが燃えていました。
焚き火の匂いはこの煙だったんですね〜。
上に上がった畳の上に布団がたくさんありました。
お祭り前日と言うだけあって、お客さんも結構来ているようでした。

天場は登山道を挟んで向かいに平らな草地がありました。
ここ、結構居心地がいいかも知れませんねぇ〜〜。

ちゃんとビールも売ってます!
500円は、まぁ良心的でしょうねぇ〜。

冬季小屋?の横に車が一台停まってました。
やっぱりタイヤの跡でしたね〜。
車で荷揚げできるなら、ビールの在庫も豊富かも知れませんね!!
いい事です!(笑)

小屋のすぐ近くにはトイレがありました。
登山口と同じ、汲み取りっぽいバイオトイレです。

近くに小屋番さんがいるせいなのか
登山口より少し綺麗な気がしました。


小屋の周りをぐるっと見学して、トイレ休憩を済ませました。

12:15 笠取小屋から出発です。

明るく開けた登山道です。
…また木道チックになりました。(笑)

12:25 雁峠分岐を通過です。

気持ちのいい草原にぽつぽつと木が生えています。
たおやかですねぇ〜〜〜。(^^)

やがて「小さな分水嶺」の道標がありましたが

「う〜〜〜。登るの、イヤ!!」

パスしました。(笑)

巻き道?を進むと、正面に笠取山がど〜んと見えて来ました!

ホントに、笠をかぶったみたいに見えますねぇ〜。(^^)

そこから、一旦ぐ〜っと下に下ります。

たいした標高差じゃないけれど、下りるのはやっぱりイヤですよね〜。(^^;)
ちょうど下り切った辺りが広場のようになっていて
そこで休憩している人がいましたよ。

そして、目指す笠取山山頂はもうすぐです。
ここまで来ると、風に乗って山頂にいる人の声が聞こえて来ました。

道は真っ直ぐ、笠取山の山頂へと続いています。

笠取小屋の辺りから、あちこちに山桜の木がありました。
この花が咲くと、さぞかし綺麗でしょうねぇ〜〜〜。(^^)

一旦下り切った所から、ゆるゆると登り返します。
道は広々していて、本当に気持ちいいです。

…この辺でお弁当を食べて帰ったらハイキングだったんですけどねぇ〜〜〜。(^^;)

笠取山本体に取り付いたら、コレが結構な登りです。

…ここの山桜は完全につぼみでした。

今年は寒さが続いていると言うのもあるでしょうが
やっぱり、それなりの標高だという事なんでしょうねぇ〜〜〜。

普通斜度がきつくなったら、ある程度蛇行しながら道が付くと思うのですが
ここは、写真で見た通りほぼ「直登」です!!(^^;)

「ねぇ〜、岳の介さん。コレって、ハイキングって言うか…完全に登山だよね?」
「おかしいなぁ〜。ハイキングのはずだったんだけどなぁ〜。」

頂上に近付くほど急になって、最後は一体何度くらいあったのか???
先ほどまでのハイキング気分はすっかり吹き飛んでしまいました。

でも、お陰で順調に高度を稼ぐ事ができました。

上から見下ろすとこんな感じです。
まるでスキーのジャンプ台みたいです。

2人とも結構息が上がって
森林限界より上で酸素が薄い所まで上がった気分でした。(^^;)

13:00 笠取山山頂に到着です!

朝よりも雲が増えて来て、日が陰ると寒かったけれど
山頂には20人近い人がいました。

しばらくすると一休坂分岐で別れた男性パーティーも登って来ました。
お互いに写真を撮り合いました。
今日はこの後下山してから宿に泊まって宴会だそうです。
楽しそうですねぇ〜〜〜!!(^^)

北側に下がった所に少し場所があり
ここで昼食にするパーティーも結構いるみたいでした。

でも、日が陰ると結構冷えるし、水場もトイレもある小屋の方が落ち着くので
私達は、昼食は小屋まで戻ってから食べる事にしました。

この辺り、まだ咲いてはいませんでしたが、少しシャクナゲがありました。

笠取山山頂からの景色の動画です。

前日の金曜日ほどの晴天ではありませんでしたが
春のこの時期にしてはなかなかの展望でした。(^^)

13:20 笠取山から出発です。

山頂からは、多摩川源流の水日を目指します。
登って来た道の反対側にある樹の右側を通り抜けて進みます。

この写真は、その樹の横に立っているところです。
後ろに見えているのが山頂標です。

樹の横を通り抜けて、岩を登って一段上に上がって進みます。
あれ〜?笠取山の山頂にいたのに、何で登るんでしょうねぇ?(^^;)

ペンキマークも何もないので少し判り難いかも知れませんが
よく見ると踏み跡が付いています。

今までとは様子が違って、道幅はぐっと狭くなり
登山道には樹の枝が迫っていました。

ここにもシャクナゲがたくさんありましたよ。
咲いたら綺麗でしょうねぇ〜。

…と思いながら進むと…

13:30 笠取山の山頂…

…あれ?(^^;)

そういえば先ほどの山頂標には「山梨百名山」と書いてありました。
コチラは「1,953m」と書いてあります。

と言う事は、コチラが本当の山頂なんでしょうね。

コチラの山頂はぐっと狭くて、周りを樹に囲まれています。
展望もほとんど楽しめません。
だからあちらに山頂を作ったのでしょうかねぇ?(^^;)

でも、水干を廻らずピストンのつもりだと
ここの存在に気付かずに降りちゃう人も多いでしょうねぇ〜。

ここにはコーギー君がいました。
大人しくて賢そうな子でしたよ。(^^)

すごく狭くて展望もないので、写真だけ撮ったらすぐに足を前に進めます。

山頂を過ぎると急下降します。
道幅は相変わらず狭いままです。
ここを歩く人は少ないのかも知れませんね。

…ひょっとしたら、皇太子様が通らなかっただけかも知れませんが。(^^;)

山頂までの登りの道とは随分違う雰囲気に戸惑いますが
急下降が終わると、小さな標がありました。

この道で間違いないようで安心しました。

しばらく進むと、ちゃんと新しい道標もありました。

どうしてあそこだけ案内が少ないのか不思議ですねぇ〜。

この山はペンキマークも赤テープも全然ないので
道を間違えたのかと不安になりましたよ。(−−;)

道幅が広い所には、時々こんな案内図がありました。
現在位置を大体掴めるので有り難いですね。

この山(先程の山頂から急下降部分以外)は、本当に良く整備されています。
歩いている人もこんなに少ないのに、すご過ぎです。

歩いていると、ふと、右側の斜面足元に咲いている花に気付きました。
小さくて白い花が群生しています。

コレって…
あの、赤いしべはないけれど、ひょっとして…

ハナネコノメですよね?

わ〜い!!
見頃を過ぎているのは残念ですが、やっと見られました〜♪\(^0^)/

14:00 水干に到着です。

ここが多摩川の源流だそうです。
多摩川も、ウチの辺りではかなりの川幅がある大きな川だけれど
ここが最初の1滴なんですね〜。

と言っても、登りでそばを歩いて来た沢のように
水が流れている訳ではありません。
この標がなければ、全然気付かずに通り過ぎてしまいそうです。

「え〜と。水が湧いてるのはこの辺りかな?」

この岩の辺りがジメジメと湿っていましたが
前日もお天気が良かったせいなのか
水滴が滴り落ちている訳でもなく…

「この岩、何か濡れてるよね〜。」

…と言った感じでした。(^^;)

この水日から一旦覆水して
60mほど下で湧き水として再び地表に現れるそうです。

多摩川の源流と言う事で結構楽しみにしていたんですが
思いの他地味で、ちょっと残念でした。(^^;)

オマケに、この近くに「水神社」と言うのがあったらしいんですが
コチラにも全く気付きませんでした。
祠とかあったのかも知れませんねぇ〜〜〜。

水干から沢筋を眺めてみます。

覆水してから再び地表に現れる所まで行けるようでしたが
一旦下りてから上り返すのがイヤなのと
だんだんお腹も空いて来た事もあって止めました。

水干の写真を撮ってから歩き出すと
すぐにこんな立派なテーブル&ベンチがありました。
高尾山みたいに賑わってる山ならわかるけれど
こんなに人が少ない山に、不思議な感じです。

それにしても、まだ新しくてすごく綺麗です。

「ウチの庭に欲しいなぁ〜〜〜。」(笑)

ほとんど起伏がない道を進むと…

14:10 笠取山西です。

見覚えがあると思ったら
笠取山の急登の前に一旦下り切った部分でした。
ぐるっと廻って来たんですねぇ〜。(^^)

笠取小屋までは20分と言う表示です。

結構近いですね〜!
小屋に着いたらお昼だ〜〜!!(^^)

歩き出すとすぐに、登りでスルーした「小さな分水嶺」がありました。
コチラから見ると右側に少し登る位置でしたが
小屋も近いし、ちょこっと立ち寄ってみる事にしました。

本当にちょっとした山…というか、ふくらみ?程度なんですが
ここが分水嶺になっているらしいんですよ。

分水嶺については…画像をクリックすると拡大します。

この石がちょうど中心みたいです。
三角形で「多摩川」「荒川」「富士川」と表示がありました。

ほんのちょっと落ちる場所が違うだけで
どの川に流れるか変わるなんて面白いですね〜。

ここで将監小屋まで行くという天泊装備の単独行の男性と話しましたが
笠取山はかなりの急登で結構きついと話すと
「体力を温存したいから止めときます〜!」
と言って去って行きました。

14:35 再び笠取小屋に到着です。

今度こそ、ここでお昼を食べる事にします。
水場もトイレもあるので安心です。

水場まで2分と標が出ていますが
実は小屋の入り口付近にも水が引いてあります。

最初はトイレの後の手洗い用かと思いましたが
小屋に到着していた、登山口でお会いした女性に尋ねると
「飲めるわよ〜!とっても美味しい水よ。飲んでごらん!」

確かに、とってもまろやかで美味しい水でした!!

お2人が話していた「笠取小屋のお祭り」とは
どうやらこの「水干祭り」のようです。
第8回…結構続いているお祭りなんですねぇ〜。

お祭りはこんな感じみたいですよ。
何だか楽しそうですねぇ〜。(^^)

まずは…

岳の介さんと交代でトイレに行きつつ
気になっていた冬季小屋を見てみました。

結構広い建物で、中を覗くと土間から、上がって板の間がありました。
布団がたくさん置いてありましたが、冬の間もあるのかは不明です。

さて、トイレにも行って落ち着いたので昼食の準備に取り掛かります。

小屋の前の広場のテーブルからは「大菩薩嶺」が良く見えます!!
だから人気の「昼食スポット」みたいなんですが
この時間になると、さすがにテーブルで食べている人はいませんでした。

登りで覗いた時はたくさん人がいたんですけど
ちょうどお昼時だったんですね〜。
(on mouseで画像が入れ替わります。)

今日は、やっと見つけたキリンの「0.00」を持って来てみました!

歩いてる時はちょうど良かったけれど、止まったのでフリースを着てます。
太陽が雲に隠れると、急に寒々しい画になっちゃいますねぇ〜〜〜。(^^;)

でも、…寒々しいだけじゃなくて、ホントに寒くなって来ました!!
身の危険を感じた私は、慌ててカッパを上下とも着込みました。

今日の昼食はこんな感じです。

おにぎり、山賊焼き、ゆで卵、カップめん、コーヒー、休む日の0.00…

「ハイキング」と言う事なので、カップめんは予定になかったんですが
岳の介さんが「暖かい物も食べたいから、バーナーを持って行く!」
という事で急遽加えました!
コレが大正解でした!!

日が差すと暖かそうですが、実際はもの凄く寒くて
カッパを着ても全然寒さが収まらなくて
エマージェンシーキットからカイロを出して装着しました。
今回、ちゃんと持って来てて本当に良かったです。(^^;)

おにぎりとおかずが結構な量だったので
私はカップめんはほとんどスープを飲んだだけでした。
スープとコーヒーで温まるかと思いましたが
全然ダメで参りました。(><)

この笠取小屋、出来たのは大正以前だそうです。
すごい歴史があるんですねぇ〜〜〜。
(クリックで画像が拡大します。)

登りの時も書きましたが、この小屋までは車が入れるようで
そのお陰か、思いの他しっかりした作りの小屋でした。

歴史も長いせいなのか、常連さんも結構いるみたいでしたよ。
登山口でお会いしたお2人も、もう何十年も通ってるとの事でした。(^^)

テーブルの所から見える大菩薩嶺の姿は端麗でした。

小屋近くの山桜はちらほらと咲き始めた程度でした。
満開になったらきっと見事な景色でしょうねぇ〜。

岳の介さんが不思議な物を見つけました。
結構サビサビの、何かの機械???

近付いてプレートを読むと、どうやら「空き缶潰し機」と書いてあります。
筒に棒を通して、てこの原理で空き缶をはさんで潰すみたいでした。

持ち上げてみようと思いましたが、さすがに金属の塊です。
私には、ちょっと重たかったです。

…でも、こんな所だから、大きな石や登山靴で十分な気もするんですけど。(^^;)

寒い!寒い!!
…と思っていたら、小屋の前の温度計で確認すると
ナント、気温が10℃しかありませんでした!!!
10℃と言ったら真冬の気温ですよ!!!

そりゃ、寒いはずです!!
私、10℃だったら普段はセーターとフリース着てダウンジャケットです。(^^;)

寒さであまりゆっくりする気にもなれず、食べ終わったらさっさと撤収です。
暖かくても、もうゆっくりするような時間でもないんですが。(笑)

「春のハイキング」と言われてそのつもりで来たので
あまりの寒さに、完全に固まってる私です。(^^;)

さすがの岳の介さんもカッパを着てます。
そりゃそうです。
10℃ですよ!10℃!!
真冬の気温ですからね〜!!無理はいけません!!

15:45 笠取小屋から出発です。

帰りは一休坂から下る事にします。

小屋から下ってすぐに、水場がありました。
豊富な水量で、美味しそうな水でした。

…寒過ぎて、もう水を飲む気にはなれませんでしたが。(^^;)

道の左右にそれぞれ水を汲めるようになっていました。
これだけ水があれば、全く心配はいりませんね〜。

笠取小屋では、この美味しい水で入れたコーヒーが飲めるそうですよ。(^^)

ちょうど飛行機が通るコースなのか
この日は、やたらと飛行機雲が目に留まりました。

岳の介さんは「X−ファイルみたい!!」と大興奮!!
でも、私には何の事だかさっぱりです。(^^;)

青空と白い飛行機雲…
もやっとした春先には、貴重な気がします。(^^)

この一休坂も妙に整備された道でした。
ヤブ沢コースより急でしたが、きついと言うほどではありません。

でも、公園チックなほど整っていて
どこかの大学の裏道を通っているような錯覚を起こしましたよ。(^^;)

おっと!
「クマ出没注意!」ですか!!

今日は熊鈴を置いて来たんです。
人が多くない山を歩く時には、やっぱり必要ですね。

でも、熊鈴って金属の塊だから、とっても重たいんですよね〜。
何か、軽くていい物があればいいのにな〜。

16:15 一休坂分岐を通過です。

歩き始めて30分ほど経ったので、体が温まって元気になって来ました。(笑)

標高も下がって暖かくなったのもあったかも知れませんね。(^^)

コレは登りの時の写真とは別の橋です。

どの橋もしっかり作ってあって、安心して渡れますよ。

水の流れが本当に豊かです。
水が大好きな私にはたまらなくツボです。(笑)

でも、小さな沢だから、沢沿いに腰掛けてお茶…
という訳には行かなさそうです。

新緑が日に透けて輝いていました。
この季節、緑の息吹を感じますね〜!

元気をもらえる気がします♪(^^)

16:45 作場平登山口に無事到着しました〜!!

結構遅くなっちゃいましたね。
お疲れ様でした!!

アミティに戻って、さっさと装備解除しました。

荷物は軽かったけれど、今回も少し左足が痛かったです。
コレは、やっぱり何か対策を取らないとダメですねぇ〜〜〜。(^^;)

作場平の山桜は、結構咲いていましたよ。

少し濃い目のピンク色が可愛かったです♪(^^)b

朝はぎっしり止まっていた車が、ほとんどいなくなっていました。

手元のガイドブックには30台分の駐車スペースと書いてありますが
もっと停められそうな気がします。

さて、結構汗をかきました。
下に下りて温泉ポチャンと行きましょう♪

アミティを走らせると、来る時には気付かなかった展望広場がありました。

結構いろんな山が見えてるみたいです。
(クリックで画像が拡大します。)

気持ちのいい景色でしたが
私には寒くて…アミティの中から眺めただけでした。(^^;)

岳の介さん1人で見晴らしを満喫です。(笑)
しばらく眺めたら出発で〜す!!

途中にあった山菜売りののぼりのあった小屋?に寄ってみました。
売っていたのは地元で採って来たという各種山菜…
結構なお値段でしたが、せっかくなのでコゴミをお買い上げです。

道の駅たばやまに着きました。

まだぎりぎりで直売所がやっていました。
閉店まで跡5分!!(笑)

慌てて飛び込んで、お土産をGETしました〜♪(^^)v

その後は温泉です。
昨年雲取から下山した後も入った「のめこい湯」です。

入浴料金は600円。
泉質は単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)です。

コチラもぎりぎりでした!!
温泉に入ってさっぱり!!ここのお湯、結構好きです♪

そして、受付のお兄さんの対応が気持ち良くて
ますます気に入ってしまいました♪(^^)

もうすっかり真っ暗な青梅街道を走ります。

実は、とっても気になっていた奥多摩の名産?
見つけたら買おうと思ってたんです!!

それはモチロン!
「澤乃井」のお酒です!

青梅街道沿いの「井登屋商店」さん
奥さんは昔山に登っていたそうで、奥多摩の山を知り尽くしている感じでした。
思わず長話になってしまいました。(笑)

さて、念願の澤乃井もGETして、トコトコ下道で帰って来ました。

最後は帰り道に近い西友に寄ってフィニッシュです!(笑)

はい!
今回のお土産で〜す♪

コゴミは山菜を売っていた途中の小屋?
日本酒のささいち、梅ワインとワサビ漬けは道の駅たばやまで
澤乃井は井登屋商店さんで買いました。(^^)v

この日はコゴミとワサビ漬けを食べながら(モチロン他の物も食べましたけど!)
澤乃井を飲み比べました。

「笠取山、無事登頂おめでとうございま〜す!!」
「お疲れ様でした〜♪」

う〜ん。
やっぱり私達は圧倒的に火入れしてない方が好みみたいですねぇ〜。

でも、やっと奥多摩の澤乃井を飲めて満足でした〜!!(^0^)

今回のまとめ


突然決まった笠取山山行でした。

「何年か前に皇太子様が登った山らしい。」
岳の介さんに聞いて調べてみると、2008年、ほんの少し前の事でした。

そのせいだか、本当に不似合いなほど立派に整備されていて
歩き易いような、味気ないような、不思議な感じでした。

でも、さすが多摩川の源流と言うだけあって
綺麗な水がとっても豊富で、特に沢沿いのコースは気持ち良かったですよ!!

今回は最初「ハイキング」のつもりだったので、若干ギャップが激しかったのですが
最初からそのつもりでいれば、トイレも小屋も水場もしっかりした、いい山だと思います。

危うく高尾山並みの装備で行ったら、完全にアウトでした!!
カッパもエマージェンシーキットも「持ってて良かった!」を実感しました。(^^;)

反省点は、下山時刻がちょっと遅かった事です。
登山口までの移動とコースタイムを計算して
下山時刻から逆算して行動しなくてはいけませんね。
慣れて来た頃に事故が起こるので、もう一度引き締めなくてはいけないと感じました。
 
 
さて。
2010年GW直前の山行レポUPキャンペーンは終了しましたが
実は2009年のレポを2つ残しています。

やっと2010年のGW涸沢レポをUPしてホッとひと息付くはずが
立て続けに山に登る事ができて、嬉しい悲鳴を上げています。(笑)

ここで気を抜くと、あっという間にレポが溜まってしまうので
キビキビとレポ作成に励みたいと思います。
(この後も予定がたくさんありますからね〜〜〜。(^^;)

頑張りますので、宜しくお願いしま〜す!!


 
  
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