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冬の上高地スノーシュー散策〜厳冬期松本アルプス縦走 2008<1日目/2日目

2008年2月3日(土)〜4日(日) 上高地(1,400m)

2007年の11月。
とうとう木曽駒隊員が潤平さんの北アルプスの風の掲示板に書き込みました。
「今年の新年『厳冬期松本アルプス縦走』のご予定はありますか?」
その書き込みを目にした私は早速潤平隊長以下精鋭ぞろいの隊員の方々へメールを送りました。

厳冬期松本アルプス縦走'07に参加した私たち。
新しい2008年の年明けにも、ぜひ北アルプスの凄烈な空気と、信州の地酒吹雪の洗礼を受けるべく
誰かが声を上げるのを、心待ちにしていたのでした!(笑)
…そしてもちろん話はとんとん拍子にまとまり、厳冬期松本アルプス縦走アタック隊が結成されたのでした!



☆コース☆

釜トンネル入り口→大正池→田代湿原→河童橋→大正池→坂巻温泉駐車場



岳の介さんと私は、ほぼ恒例になりつつある前日入りです。
今回は仕事の関係で若干出発が遅れてしまいました。
なので楽しみにしていた諏訪湖の御神渡りは見られませんでした。残念。(^_^;)

それでも途中渋滞もなく、順調に松本入りしてまずはBCにチェックイン!
そして、何はともあれ3年ほど前にオープンしたばかりという松本駅近くの温泉へ向かいます。

スーパーやゲームセンター、レストランなどが並ぶ「なぎさライフサイト」の中にあるこの温泉。
「瑞祥」という名前で、上山田温泉から毎日運ばれる単純硫黄泉だそうですが
…今、調べてて初めて硫黄だと知ったくらい、まるっきりそんな匂いしませんでした。(^_^;)

瑞祥 松本店(公式ページ)
その他の瑞祥の情報ページ

でも、深夜1:00まで営業してるし、入浴料金は650円だし、まぁ、いいかな?
露天風呂もあって、お手軽な感じで気に入りました。(^^)

お風呂に入ってさっぱりした後は、前夜祭です!(笑)

行ってきたのはBCにも程近い萬来さんです。
手頃な値段でボリュームあるメニューで有名なこのお店。
北アルプス帰りの山屋はもちろん、地元のファンにも大人気です。

−5℃の松本の街を歩き、のれんをくぐると賑やかな店内に人が溢れています。
でも大丈夫!こんなこともあろうかと先に予約を入れておきました。(^^)v

金曜の夜だけあって、地元のサラリーマンが杯を交わしつつ盛り上がっています。
笑い声を聞きながら、案内された奥の座敷に腰を落ち着けました。


「まずはとりあえず、生ね♪」
そしてすぐさま、メニューから素早く注文したのは…

舌にとろける美味しさの馬刺しの3種盛り合わせ。
コクがあるのにしつこくない美味しさ、あん肝豆腐。
揚げ立てばりばりボリュームたっぷり鳥の山賊焼き。
(揚げてるのに、なぜ「焼き」?)
冗談かと思うほど積み上がった刺身盛り合わせ。

どれもこれも、リーズナブルでボリュームたっぷり。
地元のファンに大人気なのもうなづけます。
1人で行ったら2〜3品も頼めば十分です。

蜂の子など信州の珍味も味わうことが出来ますが
前回食べたので、今回は普通のメニューで。(笑)

馬刺しが美味しいのはご存知の通りですが
今回気に入ったのはお刺身の盛り合わせ。
お皿は小さめなのに、これでもか!と入ってます。

地元のお客さんたちの楽しげな笑い声を聞きながら、お酒が進みます。
生ビールを何杯か飲んだ後は、日本酒に突入です!(笑)

うんと美味しい地酒は、明日の主峰山海亭で楽しめるので
ここでは、岳の介さんのお気に入りの大雪渓を頼みました。
マスに入ってきたそのお酒を飲む岳の介さんの嬉しそうな顔…。(笑)

大好きな松本の街で、美味しいお酒と料理を食べてのんびり。
う〜。たまりませんなぁ。(笑)

木曽駒隊員から言われた「くれぐれも飲み過ぎないように!」を忠実に守り
ほどほどの時間でBCに戻ったのでした。
閉店時間だったため仕方なく、しかもコンビに経由だったのは内緒です。(笑)

翌朝は木曽駒隊員の愛車エスティマ君でピックアップして頂きました。
沢渡でアルピコタクシーに乗るつもりでしたが、先客がいたのでやめました。
釜トンネルの入り口でhiro隊員、えみ丸隊員、私たちと荷物を降ろし
木曽駒隊員とkazu隊員は坂巻温泉へ向かいます。
2人は車を置いて、空身で歩いてくるということになりました。

トンネル入り口、中の湯売店の横には仮設トイレが3個ありました。(^^)
後から来る2人を待ちながら、ゆっくり準備して、写真もたくさん撮りました。
「でも、2人とも空身だし足が速いから、先にのんびり歩き始めた方がいいかも〜。」
9:20近くになって、のろのろと歩き始めました。

初めての釜トンネル…旧釜トンを知っている人には「歩きやすい!」そうですが…
歩いていると、後ろから響き渡る「弾丸トーク」(笑)
…「木曽駒さ〜ん!」「は〜い!!」大爆笑でした。

この日は工事車両もほとんど通らず、排ガスの匂いもなくて助かりました。
釜トンネルから出る時には、全員揃ってゴールです。
外の世界は明る〜い!!(^^)

いよいよ雪の上高地に足を踏み入れました!
工事車両が通るおかげで、路面は圧雪されていてサクサク歩けます。

お天気は曇っているけれど、明るい空です。
風もなく穏やかで…歩いて体も温まってるので寒くありません!
やっぱりさすが私たち、普段の行いがいいですからねぇ〜〜!(笑)

ザックにつけているのはスノーシュー。
ふかふかした雪の中を歩くのには絶大な効果です!
その威力は昨年の車山でも証明済み♪

でも、年に1度くらいしか使う機会がないのでなかなか手が出ません。
なので昨年に引き続き、木曽駒隊員にお借りしました。(^_^;)
本当にありがとうございました〜!

6人で歩くと、雪道もあっという間に進みます。
風もなくて歩いていると暑いくらい…汗ばんでウエアを調節します。

ふと目を向けると、山がきれいに見えています。
「これで、真っ青な空だったら言うことないんだけどなぁ。」
最初は曇り→雪の予報だったんですから贅沢言っちゃいけませんね!(笑)

9:50 大正池に到着です。
正面には穂高の山並みもくっきり!!嬉し〜い♪\(^o^)/

実は私、大正池に来るのは初めてなんです。
いつも沢渡からバスで上高地BTまで直行なので、通り過ぎちゃってます。
なので感動もひときわです。(笑)

大正池ホテルの近くには冬季トイレがありました。
1つしかないトイレは、凍らない仕組みになっていて感心。
張り紙があり、主要な場所には冬季トイレがあると書いてありました。

でも昨年は雪でトイレのドアが閉まらなかった!という証言もありました。
うわ〜。それは嫌だなぁ。(^_^;)

ここからは雪が深くなるということで、スノーシューを装着しました♪

スノーシューを着ければ、ふかふかの雪の上は歩き放題です!
大正池のそばを歩きながら、みんな思い思いに写真を撮ります。

いつもは走るバスの中から眺めるだけの焼岳も、大きく見えます。
活火山の焼岳…この日は噴煙は見えていませんでした。

「3人揃うと、まるで信号だね。」

言われて気付きました。
赤、黄、青…ホントだ!信号だ!!(笑)

まるで絵葉書の中に迷い込んだような、雪の上高地の景色です。
穂高の山並みをバックに、はいパチリ♪

凍った大正池の、その氷の上に、白いものがぱらぱらと落ちていました。
花びら…な訳ないですが、まるでそんな感じです。
木の枝の先に着いた雪の小さな塊が風に飛ばされてきたのかな?
何だかとっても幻想的な感じで、思わず見とれてしまいました。(^^)

みんなで何度もカメラを構え直したりして、なかなか前に進みません。
早くしないと、河童橋まで行けないですね!
昼食が気になる私は食料班長です!(^^)v

真っ白い雪原にはトレースもありません。
声も出さずに、その中に飛び込んで行きます。
(みんな子供だな〜。笑)

ツボ足だったら、おそらく太もも近くまで潜ってしまいそうなふかふかの雪です。
ぱふぱふ歩きながら堪能します♪

たまたま通りがかった方にシャッターをお願いして、全員集合の記念写真です。
左から、岳の介さん、私、えみ丸さんkazuさんhiroさん木曽駒さん

ずっと歩いている私たちは暑いくらいでしたが
水に浮かんだカモさんたちは、とっても寒そうでした。
近くまで行って大騒ぎしてるのに、反応が薄かったです。
そんなんじゃ食べられちゃうぞ!(笑)

この後、しばらく歩いた流れの脇には岩魚がたくさん泳いでいました。
本流は水が冷たすぎるから、湧き水のある脇の方にいるんですね。

誰?美味しそうなんて言ってるのは!!
あれ…私??(笑)

自然研究路を歩き、途中小さな橋を渡りました。
橋の上にもこんもりどっさりと雪が積もっています。
橋には手すりなどありません…積もった雪が迫り出して危うく踏み抜きそうです。

「お〜!雪庇だ、雪庇!」
「わ〜い、面白い!ストックで突き刺すと穴が開く〜〜!」

思わずみんなで、ずぶずぶとストックを突き刺します。
「だってねぇ、雪庇を放っておいて誰か間違えて川に落ちたらいけないし!」

…どう見ても、変な人たちですね!(笑)

11:30 ウェストン碑に到着です。

大正池と同じく、ウェストン碑も初めての私です。
いつも沢渡からバスで…以下同文(笑)

やっと会えたウェストンさんと記念撮影です。はいパチリ!(^^)v
初めて上高地を訪れてから2年、これでやっと念願達成ですね〜。
(そういえば「上高地温泉ホテルで温泉に入る」っていうのもあったけど
沢渡でたくさん入ってるし、もういいかな〜。笑)

ウェストンさんとの記念撮影を終えて、またぱふぱふと歩きます。
初めての上高地散策が雪の中っていうのも、なかなか素敵ですよね。(^^)

12:00 河童橋に到着しました!

河童橋の近くではいくつかのパーティーが休憩中でした。
風が避けられそうなところは満員御礼…残念。(^_^;)
梓川右岸にあるテーブルを陣取って、私たちもお昼休憩です。

食料班長の私のザックから出てきたのはたっぷりの野菜と肉にうどんなど。
前日入りだったため凍らせてクーラーバッグに入れて移動したんですが
1日たってこの日の朝になってもカチンコチン。
「やばい!凍ったままじゃ食べられない〜〜!」と裸でザックに入れましたが
やっぱりカチンコチン。冬の上高地、恐るべし。(^_^;)

木曽駒隊員とkazu隊員に用意してきて頂いた火器類で2つの鍋を同時調理です。
たっぷりの野菜と肉を入れた味噌仕立て鍋にうどんをプラス!
後半はソーセージとジャガイモも入れて、ちょっと洋風にアレンジしました。
木曽駒さん持参の八幡屋礒五郎さんの七味を振って、体の芯から温まりました♪

ここで木曽駒JOY.の会長「亀さん」が挨拶にみえました
雪の上高地でバッタリとは、ビックリです!今度遊びに行きます♪

食後はkazuさんが入れてくれた美味しいコーヒーでマッタリします。
モンベルのこのコンパクトドリッパーは小さく収納できてなんと4gという軽さ!
ペーパーフィルターなしでも使えて、2人用と4人用があるそうです。
これは要CHECKだな〜!(毎回kazuさんに物欲刺激されてる気がする。笑)

川沿いのテーブルだけあって、結構風が吹いています。
じっと座ってると、すごく寒い!こぼした水もすぐ凍ります。
下ごしらえした野菜の袋の中に雪が入ったかと思ったら
水分が凍っていたのには笑いました。

マッタリしつつ、コーヒーを飲みながらも雪でコッフェルを掃除したりと
口だけでなく、ちゃんと手も動かしているところがさすが皆さん山屋です。(^^)

それにしてもさ〜。
みんな、どうして「苦しい!もう食べられない〜!」とか言いながら
甘い物は平気で食べられるのか、ホントに不思議です。
私は「別腹」ないからな〜。(そんな隙間あったら飲んでる?笑)

お腹いっぱいと言っている人たちのザックから出てくる甘い物たち。
何?アーモンドチョコ?チョコパイ??(笑)

あ〜っ!岳の介さん、さっきあんなに食べたばっかりなのに…!!
「昨年の春以来、体重が○Kgも増えちゃって…。」
とか、話したばかりじゃなかったでしたっけ??(^_^;)

チョコパイをくわえて逃走する岳の介さんの前には
「野生動物たちにエサを与えないで下さい」の立て札が。(笑)

熱々の鍋を食べ、美味しいコーヒーとお菓子でのんびり過ごし
そろそろ帰らないと、遅くなってしまいます。

13:50 河童橋で集合写真を撮って、出発です。

ライブカメラが設置されている五千石ホテル前も
観光客の賑わっている普段の姿が信じられないほど静まり返っていました。
普通なら記念撮影の順番待ちでせわしない河童橋ですが
この日は穂高の山々を仰ぎながら、ポーズを変えて何回もシャッターを切ります。

河童橋から見る穂高は、本当にきれいでした。
振り返り振り返りしながらも、澄んだ水の梓川沿いをぱふぱふ進みます。


やがて到着したのは上高地バスターミナルです。
シーズン中の賑わいが嘘のように静まり返った雪の世界です。

ここにテントを張る人も結構いるみたいです。トイレもあるしね。
いつか厳冬期のテントデビューするならここがいいかも♪
(いや、その前にGWから始めないとね。(^_^;)

冬季トイレをありがたく使った後は、スノーシュー装着です!
普段はたくさんのバスで埋まっている広場…今はだだっ広い雪原です!
みんなで真っ白い雪の中に飛び出して行きます。

ぱふぱふ…と言うより、走ると「ばふばふ!!」でした!(笑)
スノーシューはいて競争!よ〜い、ドン!!
ばふばふばふばふ!!!…ひぃ〜〜、疲れたぁ〜〜。(^_^;)

結構いい天気で、それなりに人も入っていたようですが、全く踏み跡がありません。
みんな、こんな事やって遊ばないのかなぁ〜?

ザックも置いて身軽なので、ただ歩いてるだけでも楽し〜〜い♪
たっぷり積もったふかふかの雪は、転んで寝っころがっても全然痛くありません。
転んでも楽しい…キャ〜♪…なんか、私たちって子供だね?(笑)

こんなにたくさん雪があるけれど、湿度が低いのか気温が低すぎるのか
雪は軽くてさらさらで、手に持って握っても全然固まりません。
こんな雪じゃ雪合戦は出来ないなぁ〜。

かまくらに憧れる私ですが、こんなに雪があるのに絶対無理です!!
う〜ん、残念。またの機会ですね。(^_^;)

転げまわって慶んでる私たちも子供ですが
いくら雪がふかふかだからって、こんな事をする人まで…!
お子ちゃまだな〜。(笑)

ま、誰もが童心に帰るってことですかね?(^^ゞ

だだっ広い雪原でひとしきり遊んだら
14:25 ザックを背負って出発です。

2年前に誰かのページで冬の上高地に行った記録を読んだ時は
「すごいなぁ。自分にはとても行けないだろうなぁ。」と思ってました。
その場所に自分が来てる…メンバーの皆様には本当に感謝です。

帰りは来た時とは違い、雪に埋まった道路を歩きました。
スノーシューをはいているのはもちろんですが、圧雪されてるので楽に歩けます。
スノーシューでも、やっぱりトレースがあるとなしじゃ全然速度が違うんですね〜。

サクサク歩いて15:30 大正池に到着です。

大正池でトイレ休憩をして、スノーシューを外しました。
ここからはツボ足の方がスピードが上がるんですね。(^^)

そしてウエアの調整も…。
結構なペースで歩いたので暑くて仕方ありません。
ひょっとしたら私、寒がりじゃないのかも…??(^_^;)

途中、ウサギの足跡を見つけたりしながらも順調に進みます。
帰り道は微妙な下り…おかげで少し楽だったのかも?

歩いていると、途中で硫黄の香りがしました。
この辺にはきっと温泉が沸いているんでしょうねぇ〜。

穂高の山並みもさよならを告げる頃には、みんなめちゃくちゃスピードアップです。
「私付いて行けないかも知れないから、ゆっくり行きますね。」
なんて言っていたえみ丸さんは、木曽駒さんと一緒に先頭を突っ走ります。
みんな、どうしてそんなに速いのぉ〜〜〜?(^_^;)

釜トンネルに着き、寂しさと安堵感の入り混じる不思議な感覚を味わいました。

木曽駒さんとえみ丸さんは、釜トンネルの中でもぶっちぎりの速さです。
あまりの速さに、見失ってしまうかと思いました。(笑)

16:05 トンネルを出て、逆巻温泉までみんなで歩きました。
いや、だからみんなホントに速過ぎですって!!
きっと頭の中に「生ビール」が飛び交ってたんだろうなぁ。(笑)

こんな早いペースで歩くと思わずテーピングしてない私はすっかり靴擦れ。(T_T)
ゴールはわかってるし、いまさら靴を脱いで手当てするのもなんだしで
皆様に遅れつつ、気付いてくれた岳の介さんとゆっくり歩きました。

16:35 坂巻温泉に到着です。

この日は木曽駒さんが駐車させて欲しいとお願いに行くと
「今日はお客様がいないので、無料でいいですよ。」と、タダで停めさせて頂けたという事で
駐車場代替わりも兼ねて、こちらの温泉に入って帰ることにしたのでした。

あたりには硫黄の香りが漂っていて、入り口の横には温泉が流れ出してました。
温かくて、幸せ〜♪(^^)

松本アルプスの主峰山海亭さんで潤平隊長が合流するべく待機中という事で
とにかくエスティマ君に戻って装備を解除し、温泉セットを抱えて中に入ります!

この坂巻温泉も普段はバスで通り過ぎてしまうので、普段は入る機会がありません。
いつも気になっていたんです。嬉しいなぁ♪

中に入ると、フロントの脇にこんなちょうちんが!
こちらはかの有名な「日本秘湯を守る会」の証のちょうちんです!!
TVの温泉旅行の特集番組などでは見かけたことがありますが実物を見るのは初めてです!
いや〜!感動です!!(T_T)

いつもゆっくりと温泉を楽しむ岳の介さんと私ですが
潤平隊長を待たせているので、今回はさくさくと入ります。

内湯と露天風呂があるそうですが、中でつながってないそうなので選ばなければいけません。
時間があれば、一旦着替えてもう一方に入る事も出来るのですが、今回はどちらか1つです!

男性陣は勇ましくも露天風呂へ!
女性陣は「寒そうだし、露天には洗い場がないし〜…。」と内湯へ向かいました。(^^)

こちらは男性陣の入った露天風呂です。
う〜ん。やっぱり露天風呂も良さそうですよね〜。
次に行く機会があったら、露天風呂の方に入りたいと思います。

女性の内湯、そんなに広くない浴室でしたが、岩風呂がいい感じです。
泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉でした。
…何でも入ってる感じですね!(笑)

硫黄の香りのお湯の中にはふわふわと羽毛のような物がたくさん浮いています。
温泉の成分…いわゆる「湯の花」ですが、こんなの初めて見ました。
飲泉も出来るという事で飲んできました。(ゆで卵みたいな味でした。笑)

チャッチャと温泉から上がって坂巻温泉を後にし、松本BCへチェックイン!
いよいよ最高峰へアタックです!!

はい!もう見慣れたこちらは松本アルプスの最高峰「山海亭さん」です!!
小雪がちらちらと舞う中、とうとうアタック開始です!

上高地散策チームに、潤平隊長、石野真子(仮)さん、常念坊さん夫妻が加わり
総勢10名のアタックチーム、登頂許可を得て最上部に最終キャンプを構えます。

それぞれが個人用マットの上に腰を落ち着けて、装備を整理します。
やがて、おもむろに声を上げたのは私でした。
「生ビールにする人〜??」「ハイ!」「はい、はい!!」

料理の注文は、女性陣(主に私かも??笑)中心で進行です。


食べたい物はみんな決まってますねぇ〜!(笑)

パリパリサラダはその名の通りの歯ごたえ…
これは、揚げた春巻きの皮が入ってるのかな?

絶品の馬刺しは赤身なのにとろける味わい。
馬刺し好きのhiro隊員感涙の美味しさです。

信州そばピザはそば粉の香りが嬉しい香ばしさ。
そばの風味とチーズの意外な相性に驚きです。

鳥の山賊揚げは、熱々ジューシィな美味しさ。
もちろんボリュームも大満足です!(^^)v

美味しい料理と共に生ビールを飲んだ後は、もちろんこちら…
やっぱり美味しい日本酒!!これでしょ〜〜!(笑)

差し出されるグラス、グラス、グラス!
みんなの笑顔が、このお酒の美味しさを物語っています。

それにしてもみんな、すっごく嬉しそう!!(笑)

これだけ大人数だと盛り付けも普段と違います。

普段は上品なイメージの「板長の玉子焼き」
大皿盛でも、たっぷりだし汁の美味しさは不変です!

初めて見るこちらは特別メニューの「ハムカツ」でし!
メニューには載っていない、潤平さん専用メニューです。
ウィキペディアでハムカツ見てみましょうね〜!(笑)

今年も出ました!取扱い注意!
昨年の松本アルプスレポを読んで、憧れていた人多数のアノお酒です!
hiroさん、嬉しそうですね〜。(笑)

昨年に引き続き、爆発物処理班には私が任命されました。
すでに2度目なので手馴れたもの…落ち着いて処理に当たりました…が!!
今年のは昨年よりずっとパワーUPした感じで、なかなか開栓出来ませんでした!!(^_^;)

そのしゅわしゅわ感は涙もの…。
みんな体内二次発酵の恐怖よりも、その美味しさに負けてグラスを開けていきます!
キ〜ンと冷えた松本の街で味わうから、よりいっそう美味しく感じるのでしょうか?
ビンにラベルがついてないところ、注目ですよ〜!(笑)

次々に繰り出される日本酒の猛吹雪ですが、10名のチームはさすがの強さです。
大信州 別囲い大吟醸…一升瓶なのに、あっという間に空です!(笑)

美味しい料理と美酒に酔いしれながら、話は盛り上がります!
「上高地はどうだった〜?」
スノーシューツアーに参加できなかった潤平隊長に、その素晴らしさを報告です。

今回初めてお会いした常念坊夫妻…想像と全く異なる風貌に一同ビックリ!
地元松本在住の常念坊氏は岩魚釣りの名人だそうです!
実は釣り師の私はウズウズしながらお話をうかがいました。
奥様は常念坊氏が毎回持ち帰る天然岩魚にウンザリしているとか!!
なんて羨まし過ぎる発言!!今度ウチにクール便で送って下さい!!(笑)

潤平隊長の、若かりし頃のアルバムまで登場して大盛り上がりです!
涸沢の天場で写したその写真…若〜い、やせてる、髪がふさふさだ〜〜!(笑)
「北アルプスの風」にもその頃の写真が掲載されてます!
探してみてくださいね♪(^^)

そして、じゃ〜ん!!
これが現在話題沸騰中の、仕込み22号です!
出荷量がとても少ないので、一部では幻の酒とウワサされています。
その味わいは、フルーティー、且つ華やかな香り…
試してみれば至福の時を味わえること間違いなし!

写真には出ていませんが、仕込み4号というのも飲みました!
22号よりちょっと甘味が強い感じ…私はこっちもいいと思いましたよ〜。

山海亭さんには何故こんなに美味しいお酒が揃っているのか?
それは店主自ら大信州の蔵元で直接槽場詰めしてくるほどという
とても深い交流があるからなのです。
「槽場詰め」とは何?という方はこちらをご覧下さい。(^^)

そしてコチラは…何かは秘密♪(笑)
メニューにはないお酒…まさに天国にも上る味わいです。
おそらく、このお酒を味わえた人は国内でもごくひと握り…。

私たちが飲んだ銘酒の数々、十分すぎるほど美味しかったのですが
山海亭のご主人曰く「
ビンに詰める前に直接組んで飲むのが一番美味しいんだよ!」

そ…そうなんですか?\(◎o◎)/!
ビンに入ってても美味し過ぎるのに!
あぁぁぁ!蔵元に行って、飲んでみた〜〜い!!!(笑)

この大信州というお酒、出荷数が少なくて手に入りにくいんです。
蔵元が、入荷から販売まできちんと温度管理できるお店にしか卸さないので
取り扱っているお店はゴク限られています。
まして、仕込みのタンクごとの限定品などは本当に手に入りません!

同じ長野県内、木曽在住の木曽駒隊員でさえ入手は困難だそうで
なんとネットを通じて、遠く北海道から取り寄せているそうです!!

「あぁ。蔵元がウチの酒を北海道から取り寄せる木曽の人がいるって言ってたわ。」
「それ、私です!!」

タダでさえ手に入りにくい大信州の、こんな特別な限定品の味を知ってしまって
私たち、一体どうしたらいいんでしょう!?(笑)

閉めはコチラの2品…。
「ワライ茸そば」(天然マツタケ入り、手打ちそば)
和風だしラーメン

今回食べたメニューの中には季節限定メニューや特別メニューもあります。
特に天然物など、手に入らない時には作れないですしね!

山海亭は松本アルプス最高峰の飲み屋です!
料理もお酒も、ピカイチ!値段はとっても良心的です!
「ホームページ見て来たけれど、何か限定物ありますか?」
なんて聞くと、ひょっとしたら珍しい物が食べられるかも知れませんよ。(笑)

食べて飲んで、楽しく盛り上がっているうちにいい時間です。
「みんな大丈夫?すごい大雪だわ!」
山海亭のご主人の言葉を聞き
「え〜。またまたぁ。」と言いながら外に出ると…

すごい雪です!!大雪!!
キャ〜〜!嬉しい!(笑)

たった3時間程度でこんなに積もっちゃうものなの!?
でも今から騒いだって仕方ないしね〜!
とってもご機嫌な私たち、山海亭さんの前で記念撮影、はいパチリ!!(笑)

地元の常念坊ご夫妻はここでお別れです。
ほんとに楽しかった…お会いできて良かったです!
今度また岩魚釣り…ぜひ秘密の釣り場に連れて行って下さい!!(^^)

「どうする?次、どこに行く?」
「う〜ん、結構雪が降ってるしなぁ。」

という訳でまっすぐBCへ…戻る前に、補給補給!!(笑)
次々カゴに放り込まれるビール&おつまみ!
…昨年は、買って帰ってもも足りずにBCの自販機で買い足したっけ!(^_^;)

この後は潤平隊長のテントにメンバーが集まり熱いミーティングが。
日本山岳会をリードするメンバー(?)にふさわしく
その話題は地球温暖化防止から美味しい酒まで多岐に渡り、気付けば朝4時!!

「イカン!!これは山屋としてはすでに目覚める時間になってしまった〜〜!」
などと言いつつ?各人のテントに引き上げたのでした。(笑)


冬の上高地スノーシュー散策〜厳冬期松本アルプス縦走 2008<1日目/2日目

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