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山行記録-Index
光城山〜長峰山〜厳冬期松本アルプス縦走&スノーシューで車山<1日目/2日目> |
2007年1月27日(土)〜28日(日) 光城山(911m)〜長峰山(939m)
年の瀬の12月、潤平さんの北アルプスの風の掲示板で冬の山の話題が出てきました。
「冬は長峰山に行きたいです〜。」
「ついでに、厳冬期北アルプス縦走2007と行きますか?」
年明けにKKFCの厳冬期松本アルプス縦走レポを読んでひたすら憧れていた私…。
「え?え?ホントに??行きたい!行きた〜い!!\(^o^)/」
…話はとんとん拍子にまとまって、第2回厳冬期松本アルプス縦走アタック隊が結成されたのでした!
年明けに連絡が取れなくなってしまった潤平隊長を心配しつつも準備は進みます。
メンバーは木曽駒隊員、kazu隊員、今回初参加の岳の介隊員そして私akemiです。
「松本アルプス新年会」と題したメールがやり取りされ、木曽駒隊員の完璧な山行計画書も作成されました。
直前に潤平隊長も復帰し、松本アルプス主峰BCへのコンタクトも無事完了。
アタック当日は岳の介搬送部長の愛車チェロ君で潤平隊長、kazu隊員と合流して、中央高速をひた走ります。
「飲みすぎた〜!」と言う潤平隊長と、ほとんど寝てないというkazu隊員には後部座席で体力回復を図って頂きました。
途中渋滞もなく、ほぼ定刻どおり木曽駒隊員と合流です。(^^)v
☆コース☆
光城山登山口駐車場→光城山山頂→長峰山山頂→光城山登山口駐車場
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木曽駒隊員から繰り出されるマシンガントークに圧倒されつつ移動します。
集合場所から程近い光城山登山口の駐車場には数台の車がありました。
途中もずっとそうでしたが、雪がほとんどありません!
ちょっとした雪山気分を味わえるかと思っていましたが拍子抜けするほどです。
「こんなんじゃ軽アイゼンもいらないね。」
なんて話しつつ身支度を整えます。
アレ?今気付いたけどこうして見ると「赤組と青組」だ。(笑)
まずは記念撮影…はい、パチリ。(^^)
10:40 スタートです。 |
よく整備された登山道を1列になって登って行きます。
斜面にも道にも枯葉がいっぱい…サクサクカサカサ音がします。
まるで秋に歩いてるみたい、1月下旬とはとても思えませんね〜。(^_^;)
最後尾に着くとパーティーの歩く姿をカメラに収めることができるのですが
あら、どうやら潤平隊長も同じ考えの持ち主らしい。
地元の木曽駒隊員にトップを任せ、潤平隊長が最後尾を締めます。
決して昨晩のお酒のせいではありません。(笑) |
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ほとんど雪のない登山道ですが、日陰の部分に所々いやらしく残ってました。
と言ってもせいぜい数m程度。
スパイク月長靴が一番適しているとの情報に納得でした。
この山は地元の方が散歩で登るようで、途中何人かとすれ違いましたが
皆様とっても軽装、足元も軽やかでしたよ。(^^)
光城山は春の桜がとても有名だそうで、山頂まで延々桜並木が続きます。
何でもえらく混雑するらしいですが、桜と北アルプスがいっぺんに拝めるそうで
桜が咲いている時にどんぴしゃで来てみたいものです。 |
桜の話をしながら登っていると、あっという間に視界が開けてきました。
11:25 光城山山頂到着です。
光城山の山頂からは北アルプスの姿がど〜ん!と
…見えませんね。(^_^;)
桜の間からきれいに見えるはずなのですが
遠くを見渡してもかすんで真っ白です。
まぁね、ホントなら雨の予報もあったことだし。
雲が多いけれどまったく降りそうにないこのお天気なら上出来でしょう!(^^)v |
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光城山の山頂標の前で記念撮影です。
みんなそれぞれデジカメを取り出して、パチリパチリと写します。
まるでデジカメの品評会みたいでした。(笑)
それにしても、天気予報とは裏腹に日差しまで出ちゃって
さすがの雨男潤平隊長も晴れ男 X 2 + 晴れ女 X 2 にはかないませんね!(^^)v |
光城山の山頂には立派な避難小屋が立っていました。
桜の季節には多勢が中で宴会をしているそうなので
木曽駒隊員も初めて足を踏み入れたそうです。
床からの冷たさを防ぐためにマットを敷いて…。
ちょっと早目のランチの準備にかかります。
「ところでさぁ。あのHN、何て読むの?」
「え?ガクノスケじゃないの?」「タケノスケでしょ?」
ありゃ〜、読めてませんでしたか。(^_^;)
発表します!
岳の介の読み方はダケノスケです!!
よろしくお願いしま〜す。(^^) |
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今回、食料関係は木曽駒隊員にすべてお任せしてしまいました。
豚肉と大根の薄切り、水菜のお鍋に焼いたお餅を入れます。
大根やお餅、そして並んだお漬物は木曽駒家特製です。(^^)
kazu隊員持参のスパイダーと焼き網にはやられました!
スパイダーは低いから安定性がいいし、焼き網で焼いた物も美味しそう…。
ああ、物欲が。(笑)
木曽駒家のお餅、特に「トチ餅」は初めて食べました。
トチの実を手間かけてあく抜きし、突き上げたお餅はほんのり自然の甘味。
美味しかったです。
美味しくランチを済ませ、撤収します。
さすが山屋の集まり、動き出すと早い早い。
きれいなバイオトイレに入って、12:50 長峰山に向けて出発です。
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少し歩くとなにやら古い建物、しめ縄があります。
ん?何の祠だろ?
(古峯神社と言うそうです。)
こういうのに目がないのが潤平隊長と岳の介さんです。
なんだか怖そうで尻込みする私を横目に、中に入り込んで目を輝かせています。
中には色鮮やかな絵が残されていました。
雨風にさらされて色あせた建物に不似合いなほどの色鮮やかさに
私はなんとも言えない不気味さを感じて、すぐに外に出てしまいました。
昨年はお花見のころもまだかなり寒かったそうで
木曽駒隊員と、木曽駒家の隊長さんはこの中でお花見ランチだったそうですが
寒くてそれどころじゃなかったかな。(^_^;) |
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光城山の頂上から、いきなりぐっと下りました。
その後しばらくは雪の林道歩きです。
道の両脇には電線もあり、なんだか妙な感じです。
今は雪もあって通行止めになっていますが
それ以外は車でひょいっとお手軽に山頂まで行けるそうです。
うん、ま、そういうのもありでしょう。
途中に、立派な案内板ができていました。
北アルプスの絶景スポットも通って来ましたが
う〜ん、残念。まだ見えてきませんねぇ。(^_^;) |
林道をしばらく歩くと左手にキャンプ場がありました。
通り過ぎて雪の階段を登ると、視界が開けます。
13:45 長峰山山頂到着です。
広い山頂には誰もいませんでした。
重そうな雪の原が広がっています。
遠くにうっすらと北アルプス方面の山並みが見えます。
うん、日差しもあって上出来!
さすが晴れ男&晴れ女パーティーだ!!(笑) |
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一体コレは何に見えますか?
長峰山山頂にあったオブジェです。
美しい山並みを楽しめるこの場所にはあまりに不似合いなこのオブジェ。
当然パーティーの全員から大不評でした。
色といい、形といい…。
どこかの工場で不要になった排気ダクトを持ってきて組み立てたような感じです。(ーー;) |
というわけでオブジェが目に入らない所まで進んで…
北アルプスはかすんでぼやけてますが
安曇野の街並みは良く見えました。
「アレが○○川。こっちが○○川。」
岳の介さんが解説してくれました。
まるで地図を眺めているように良く見えてましたよ。
しかし…風もなく、日差しがあってぽかぽかです。
う〜ん。お昼寝したい。(笑) |
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とりあえずベンチに荷物を下ろします。
テーブルのように広い山座同定盤で空想の山座同定をしました。
「ヤマザドウテイ盤がある〜。」「「え?サンザドウテイじゃないの?」
岳の介さんのHNの読み方から始まって、山用語ネタが話題に上ります。
そういえば山用語や山の名前、思いもよらない読み方だったりしますよね。
気になったらココ「登山用語集」でチェック!(笑)
風もないことだし、せっかくだからお茶しましょうか?
みんなそれぞれ愛用のカップを出して、コーヒーを入れることにしました。
私はお湯が沸くまでの間、岳の介さんと見晴台に登ってきました。
木製の見晴台は手入れが行き届いていてきれいでしたよ。
北アルプスは見えなかったけど、裏側の景色はきれいに見えてました♪ |
長峰山の山頂で、コーヒーを飲みながらくつろぐ隊員たち。
バックにはうっすらと北アルプスの山並みが…心の目で見てくださいね。(笑)
ドライフルーツをつまみながらコーヒーを飲んですっかりくつろいでしまいましたが
本日のスケジュールはまだまだ先があります。
どことなく日差しがかげって来たのを合図に14:45 下山開始です。
下山時には出発前に飲んだウコ○の力が効いてきたのか
潤平隊長が誰も追いつけないほどのスピードでリードして行きます。
15:50 無事駐車場に到着しました。 |
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山から下りてくれば当然コレ!温泉ですね〜!!(^^)
光城山からも程近い豊科町の町営温泉「湯多里 山の神」です。
入浴料金が400円と嬉しい安さ。さすが町営です!
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉だそうで、ぬるっとした気持ちの良いお湯でした。
景色は楽しめないものの、露天風呂もあって満足です。(^^)
温泉に入った後は「滝沢」さんに寄りご挨拶。
潤平さんと木曽駒さんはお土産を渡してました。
さて時間も押し迫って、今回のBCがある松本に車を走らせます。 |
今回のBCは潤平隊長お勧めのホテル1−2−3です。
無事チェックインを済ませ、部屋に入ります。
(すごくお手ごろ価格なのにスタッフの接客は素晴らしかったです!!)
そして!ココは、昨年のKKFC厳冬期松本アルプス縦走のBC!
早速布団が並べて敷いてあるところが、修学旅行を思い出します。(笑)
BCの設備確認を済ませると、息をつく暇もなく出撃です。
BCから危うくリングワンデリングに陥りそうになりながらも
メンバーが力を合わせ、見事なリカバリーで正規ルートに戻ることができ
無事に取り付くことができました。 |
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そう!!
第2回厳冬期松本アルプス縦走…最も厳しい最高峰「山海亭」です!!
岳の介隊員と私は昨年7月に登頂しているものの厳冬期登攀は初めてです。
kazu隊員はまったくの初めてという状態です。
ここはやはり、2006年厳冬期の経験があるメンバー
潤平隊長と木曽駒隊員について行くしかありません。
潤平隊長がリードを勤める第2回厳冬期松本アルプス縦走
いよいよ緊張の頂上アタックに、胸が高鳴ります。 |
ぱりぱりと歯ざわりの良い漬物盛り合わせ
春の香りの菜の花のお浸し
潤平隊長に捧げる馬刺し
緑色が美しい揚げ銀杏
だし汁をたっぷり含んだ絶品板長の玉子焼き
まずはとりあえず生ビールでかんぱ〜い♪
ぎりぎりに登頂許可を申請したのに
しっかり独占できるルートを確保した私たちパーティーは
その喜びのあまりに、速すぎるピッチで登攀を開始します。
前回のアタック時に潤平隊長の口に入らなかった馬刺しもしっかりオーダー。
私がさもしっかり者の顔をしてメンバーの注文をまとめてメモを取っていたのは
実はレポ作成の資料のためだったとは誰も気付いていなかったでしょう。(笑) |
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さくさく香ばしい鳥皮せんべい
肝ポン酢のコクも嬉しいカワハギの刺身
そば粉の香りとパリッと薄い焼き上がりが美味しい蕎麦ピザ
熱々チーズがとろけるかぼちゃのチーズ焼き
たっぷり乗った海苔がいいアクセントのじゃことチーズサラダ
光城山の山頂避難小屋での鍋にはきのこ類は入ってなかったはずですが
みんな、異様にハイテンションです。(笑)
特に、新しい料理がテーブルに運ばれてきた直後は
全員が身を乗り出し、デジカメを構えます。
「ねぇ、もう食べてもいい〜?」
「まだダメ!もう1枚撮らせて!!」
照明の位置を考えながらお皿の向きを変えて接写しまくる姿は
ハタから見たらかなり不思議な集団だったでしょう。(^_^;) |
ただでさえ異様な盛り上がりなのに、さらにパワーを注ぐ爆発物が届きました。
山海亭のご主人が蔵元から強引に奪ってきたという幻のお酒です。
「決して揺すらないように。」と注意を残して立ち去った後には
ラベルの貼られていない緑の瓶の中に、白く濁った液体が入っていました。
赤く大きな注意書きには、不用意に扱うと如何に危険かが書き記されています。
爆発物処理係に任命された私akemiが手順どおりの開栓作業に挑みます。
手順をひとつ間違えば自らはおろか周囲を巻き込む大惨事です。
隊員たちが息を飲んで見守る中、無事に潤平隊長の杯にその酒が注がれます。
杯を傾ける潤平隊長の口元に、隊員たちの視線が集まります。
「…なにコレ!?」 |
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その言葉を聴いて、それぞれが杯に口をやると、異口同音に叫びます。
「なにコレ〜!」
私達が知っている日本酒ともワインとも違う、瑞々しいフルーティーな味わい…。
隊員たちは奪い合うように、その美酒を楽しんだのでした。
その後でどんな恐ろしいことが待っているかも知らずに。
山海亭のご主人からの差し入れだけではありません。
木曽駒さんの差し入れのこちらも…
特に右側はシリアルナンバー入りの超レア物!
先ほどと同じ、とてもフルーティーな日本酒でした。
これまたすいすいと口に入ってしまいます。(笑) |
そして、じゃ〜ん!!
入っているのは当然!国産松茸でございます。
蕎麦はもちろん滝沢さんの手打ち蕎麦です。
山海亭さんからの差し入れです。
もちろんメニューにはありません。 |
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梅酒…コレも非売品。
べたついた甘さがなく、さらさらっと梅の酸味がして…
ああ、もうっ!どうにでもしてっ!という感じの美味しさです。(^_^;)
大騒ぎしっぱなしで、結局最後まで居座った挙句
さらにお土産を頂き、春の山菜取りの約束までして下山となりました。 |
昨年と違い積雪が少ないのが幸いしたのか
松本アルプス最高峰で1人の滑落者を出さずに無事にBCまで戻ってきましたが
アレだけ大量の日本酒を飲んだにもかかわらず途中のコンビニでビールを買い込み
それだけでは足りずに、さらに1Fの自動販売機に買いに行って
長い長い松本の夜は更けて行くのでした。 |
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光城山〜長峰山〜厳冬期松本アルプス縦走&スノーシューで車山<1日目/2日目>
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