山に行ってきました!
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山行記録-Index
日光−赤城山と日光白根山〜紅葉散策<1日目/2日目3日目

2006年11月3日(文化の日)〜5日(日) 赤城山(1,828m)日光白根山(2,578m)

「11月のアタマの連休、どうする?」
「紅葉、紅葉!紅葉が見た〜い!!」

ネットをチェックしていると、あちこちに「紅葉特集」が目に付きます。
色鮮やかな赤いもみじの写真に心奪われます。
涸沢はもちろん、高い山はもう紅葉は終わっちゃったみたいです。
去年は金峰山に登りましたが、さて今年はどこに行こう?
紅葉といえば日光?外れればそんなに混まない?
それ、いいかも!

…と言う事で!(笑)
1日目はウォーミングアップをかねて軽めに赤城山、そして2日目に日光白根山に決定!

群馬栃木方面は今までまったく登ったことがなかった私。
予備知識もさっぱりない状態なので、とにかく情報収集です。
どうやら初冠雪、上部はうっすら雪をかぶってます。
念のため4本爪の軽アイゼンを持って行くことにしました。
それで登れなさそうな時はやめておこう、ということです。

今回の出発は当日の早朝でした。
まだ眠い目をこすりつつ岳の介さんの愛車チェロ君で関越道をひた走ります。
この道を走るとどうもスキーに行きたくなってしまいますね。(笑)

連休初日とはいえ早朝に出発したおかげで大沼湖畔までスムーズに到着です。
用意した朝食用のおにぎりで腹ごしらえしました。



☆コース☆

大沼湖畔駐車スペース→黒桧山→駒ケ岳→大洞駐車場登山口→大沼湖畔駐車スペース



駐車スペースは大沼湖畔の道路わきでした。
ちょっと広くなっている部分に停めました。
前後に並んでいる車、仮眠している間にかなり増えました。
人気の山なんですね〜。

ところで「大沼」は「おおぬま」とは読まないそうです。
「大沼」と書いて「おの」だって…読めないぞ〜。(^_^;)

歩行時間が短いのでゆっくり準備しましたが、その間にもどんどん人が登って行きます。
年配の方も多いですが、大勢子供を連れた集団も。
子ども会の遠足なのかな?

この駐車スペースは道路わきだけあって当然トイレはありません。
男性はいいけど、女性はタイミングを見計らい勇気と決断力が必要です。(笑)

しっかり準備を済ませて、9:45 すぐ脇の黒桧山登山道入口からスタートです。

おっと、登り始めからいきなりの急登が続きます。
岩でできた階段を登って行く感じなんですが、段差が大きいので一苦労です。
空気はひんやりしていましたが、すぐに汗ばんできました。
こんな時はやっぱりダブルストックはありがたいですね〜。(^^)

登山道はずっと広葉樹に囲まれています。
葉が落ちて明るい森に下草の笹がいい感じです。
陽だまりの低山歩きって感じで、のんびり楽しい登りです。

山のスケールは大きい感じじゃないけれど、結構な急登が続きます。
あちこちで休憩中のパーティーがいました。
あせって登る必要のない山、急な登りに喘ぎながらも笑いが絶えません。

登りの途中、眼下に広がる大沼の景色。
樹木に囲まれていた登山道がぱっと開ける所なので
みんな「おおぉ〜!!」と振り返っていました。(^^)
風もなく良い天気だったので大沼の表情も穏やかです。

ところで…
赤城山はいくつもの峰の総称だそうで
「赤城山」という名の山はないそうです。知らなかった!!(^_^;)


膝に来るような急登を登り終えると、いくぶん緩やかになってきました。
振り返る岳の介さんの表情も柔らかです。(^^)

赤城山は人気のある山らしく、登山道は良く踏まれています。
下からずっと広葉樹に囲まれているので
葉が落ちたこの季節は登山道も明るくて、歩いていて気分も明るくなります。

このくらいの高さの山は夏には暑過ぎて登れないけれど
秋冬でも優しい顔で登山者を受け入れてくれます。
足元は落ちた葉っぱでかさかさ音がして…なんとも幸せな気分です。(^^)

緩やかな登りが終わると、いきなりほぼ水平な道になります。
まるで植え込みに囲まれた公園の中の歩道を歩いているみたいです。
「いてて。ちょっと、植木の手入れが悪いんじゃない?枝が張り出し過ぎだよ。」
山の上にいることを忘れそうな感じでした。(笑)

少し歩くと、植え込み…じゃなかった、木がなくなり広場のようになっていました。
なんだかみんな穏やかな雰囲気ですね〜。

11:10 黒桧山頂上到着です。

黒桧山は赤城山の最高峰だそうで、視界も開けてとてもいい気分でした。
山頂は広さもあり、たくさんの人がお弁当を広げていました。

「お手軽ハイキング派」と「オフで低い山登りに来た派」に分かれる感じでした。
背負ってるザックが違いますね〜。
ナップサックにお弁当と水筒とタオルくらいで歩いている人たちと
一番小さめのザックにカッパやヘッドランプ、ツェルトも入ってる?人たち。
そして赤城山はどちらでもOKよ!という感じでとってもフレンドリーです。(^^)

みんなが記念写真を取っていたので順番を待ってパチリ。
黒桧山の頂上標なんだけど…字が読めないなぁ。(^_^;)

あ、ちなみに「黒桧山」は「くろびやま」と読むそうです。
まったくなぁ、ホントにぜんぜん読めないぞ。

写真家の友人から「デジカメなら太陽の写真は簡単に撮れるよ。」と聞いたので
きれいな青空と白い雲からのぞく太陽に向けてパチリ。(^^)
おおっ!なんだかきれいに撮れてませんか?(って、自我自賛!・笑)

空は澄んだ青い色で、真っ白い雲が浮かんでいて…
風もなかったせいで山の上とは思えない穏やかさです。

黒桧山の頂上には山座同定盤はなかったけれど、案内図がありました。

案内図を見ながら岳の介さんと景色を眺めます。
「あ、この山の名前は見覚えある〜。こんな所にあったの?」
岳の介さんは案内図なしでも大体わかるみたい…さすがです。

それにしてもこの案内図、距離感がまったく合っていませんでした。
「え?この山ってこんなに近くにあるの?」
「いや〜、これは違うね。ここにはないよ。」
あ〜、やっぱり。びっくりした〜。(^_^;)

御黒桧大神を祀った石祠が建つピーク。

写真には岩がごろごろ写っていますが
このあたりはほぼ水平で、歩きやすい道でした。

森林限界には程遠い高さですが
稜線は景色の良い所が多く、広々した眺めが楽しめます。

木の階段をどんどん下ります。
どんどん、どんどん…
下るってことはまた登るのか〜。嫌だなぁ。(^_^;)

でも、歩行時間はわかっているので平気です。(笑)
階段の段差も大きくないので鼻歌交じりで下ります。

階段を下った後は開けた場所に出ました。
まるで草原といった感じで、倒木をベンチ代わりに何人か休憩していました。

気持ちの良い草原の中を歩き、次に目指す駒ケ岳への登りです。
間伐材で作られた階段…やっぱり歩幅に合いません。(^_^;)
登りの階段は、段の上に土がなくて邪魔な壁が並べてあるみたいな状態…。
Birddanceさんがこういう階段を「ハードル」と呼んでましたが、まさにそんな感じでした。

12:00 駒ケ岳頂上到着です。

それにしても「駒ケ岳」ってあちこちにあるんですねぇ。
私は「初!駒ケ岳」でした。(笑)

頂上はガイドブックに書いてある通り樹木に囲まれ展望はまったくありません。
そしてスペースも本当に狭くて休憩する人でぎゅうぎゅう詰めです。(^_^;)

できればここでお昼ご飯を食べるつもりでしたが、あまりの狭さに諦めました。
とりあえず頂上標のところで記念写真だけパチリ。

仕方ないのでお昼は下山してからどこか場所を探すことにして歩き出しました。

しばらく下ると、なだらかな場所が少し広場のようになっていました。
ベンチで休憩しているパーティー…あ、さっきの子ども会パーティーだ!!

ベンチは満席でしたが向かい側の草地なら場所が取れそうです。
せっかくだから上にいるうちにお昼にしよう!
ということで12:25 ランチタイム♪

ハイ、赤城鍋1号!とおにぎりです。(^^)v
う〜ん!山でご飯作るの久しぶり!
岳の介さんは初めてということでとっても喜んで頂きました。
子ども会パーティーが出発したのでベンチに移動してのんびり楽しみました。

13:20 出発です。

樹木の間から見え隠れする景色や紅葉を楽しみながら下りて行くと
やがて鉄製の階段になります。
でもしっかり整備されている感じで、手すりもあり安心です。
こんな階段が必要なほど道が荒れちゃってる??
この規模の山にあれだけの人が登れば仕方ないのかな?(^_^;)
階段が終わればしばらくは緩やかな道になります。

13:50 大洞駐車場登山口到着です。

歩行時間も大して長くないのでのんびり気分で楽しい下山…
イエ実は、「…トイレに行きたい…(^_^;)」
赤城山は当然途中にトイレはなく、あの人ごみですから女性はひたすら我慢です。
無事に下山できたことより「これでトイレに行ける!」喜びで、ホッ!(笑)
(ちなみにトイレは少し歩いた湖畔のお土産屋さんあたりの駐車場にあります。)

チェロ君に戻り、装備を解いたら丸沼方面目指して走り出します。

移動途中にあった「薗原ダム」(そのはらダム)の紅葉です。
湖面に映り込む色鮮やかさの誘惑に負けちゃいました!(笑)

チェロ君を路肩に停めてしばし撮影タイム!!
深い水の色に赤や黄色の紅葉が映えます。
うっとり眺めながらたくさん写真を撮ってしまいました。(^^)

途中にあった「吹割の滝」にも寄り道です。
やっぱり観光名所だけあって道路も混雑していました。

吹割渓谷に向かうまでのお土産屋さんの誘惑に打ち勝って歩きます。(笑)
滝になっている所は大岩から覗き込めますが
立入禁止のラインが引いてあり、そこから前に出ると警備員の方に怒られます。

それにしてもこんな上流とは思えない規模の、広い渓谷です。
途中の中州は水で平らに磨かれて居心地良さそう。
「あそこにテント張ってキャンプしたら気持ちいいだろうなぁ〜。」
いや、雨が降ったら一発でアウトでしょうから実際はやりませんけど!!

吹割の滝あたりはもう紅葉は終わりのようで
所々赤く残っているもみじが返って目を引きました。

さて、あまり遅くなってはいけません。
今夜のベースキャンプに移動です。(^^)

 

お世話になったのは丸沼高原の「ペンション横山」さんです。

オーナーさんは元SAJ公認スキースクールのインストラクター。
スキーロッジという感じで、乾燥室などもありました。
お風呂は温泉でチェックアウトまでいつでも入れるそうです♪

HPには特に書いてなかったけれど
ダイニングルームには薪ストーブが燃えています。(^^)

広いダイニングルームは薪ストーブで暖かでした。

まずはビールで赤城山登頂を祝います!!

ペンション横山のご飯はオーナーさんによる和洋折衷料理です。
どれもこれも美味しくて、食べ終わって薪ストーブの近くでくつろいでいたら
テーブルの上にはさらにデザートのメロンが置いてあって、お腹いっぱいです!(笑)

談話スペースもありましたが、皆さんタバコを吸われているので私たちは遠慮。
お部屋の中で静かに(こっそり?)くつろぎました。

     
          



日光−赤城山と日光白根山〜紅葉散策<1日目/2日目3日目

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