山に行ってきました!
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山行記録-Index
日光−赤城山と日光白根山〜紅葉散策<1日目/2日目/3日目
今日はいよいよ日光白根山に登ります。

丸沼スキー場のゴンドラで途中まで登れます。
丸沼…スキーで滑ったことあったような??



☆コース☆

ゴンドラ山頂駅→六地蔵→座禅山
            →白根山→ゴンドラ山頂駅

早く出発しようかと思っていましたが、ゴンドラの始発が遅いので
7:30 のんびり朝食です。

うはは。
なんだか、こんな朝食はホントに久しぶりだぞ。(^_^;)
これから山に登るとは思えない不思議な感じです。

朝食を食べ終えたら部屋に戻って荷物をまとめて、出発です。
ザックはチェロ君の中に置きっ放し。
登山パックなのでお弁当を受け取って…忘れないようにザックに入れとこっと。

丸沼スキー場の駐車場に入っていきます。

スキー場は前日の3日にオープンしたので初滑りを楽しむ人たちがたくさん!!
スキー&スノボのウエアの人たちと登山者が入り混じった不思議な光景です。

チェロ君から降りると、外はひんやりしていました。
歩き出せば暑くなるのはわかっているけれど
ゴンドラで上に上がるまでに私は絶対に寒い!!
ということで、フリース着て毛糸の帽子をかぶってばっちり防寒装備です。

ゴンドラのチケット売り場はスキーのセンターハウスの中。
スキーヤー&ボーダーの中をザック背負って登山靴で歩きます。
なんだか、とっても不思議な感じでした。(^_^;)

ゴンドラ乗り場に向かう途中…オープンしたてのゲレンデをバックにパチリ。
紅葉と緑の草地に突然の白いバーンはなんだか不思議な光景です。

9:15 ゴンドラに乗ってスタートです。

山頂駅は標高2,000m。
全長2,500m標高差600mを15分で登ります。
周りの山々の紅葉を楽しみながらの空中散歩。
ぐんぐん高度をかせいで行きます。

ゴンドラの中から見えるカラマツの黄葉は見事でした。
観覧車に乗ったみたいにはしゃいでしまいました。(^^)v

ゲレンデやオートキャンプ場などを眺めているうちに
山頂駅にはあっという間の到着でした。

登山届けのポストがわからなかったのでゴンドラの係りの方に預かっていただきました。
(本当はゴンドラのチケット売り場にあったみたいでした。)

9:30 ゴンドラ山頂駅そばにある「天空の足湯」です。

観光で上がってきた人たちなのかな?
すでにたくさんの人が足湯を楽しんでいました。

足湯大好きな私たちですが、下りて来てからのお楽しみにします。
なんと言っても日光白根山に登ってこないとね!

というわけで、まずは登る準備です。

歩けば暑くなるということでフリースはしまいました。
登山靴の紐を締め上げ、ストックの長さを調節し緩まないように締めます。
(イエ、岳の介さんに締めてもらいます。・笑)

朝はまだ体が硬いので、二人で入念にストレッチします。
ザックを背負ってベルトを調整して…準備万端です!(^^)v

白根山の案内板の前でパチリ。

ゴンドラ山頂駅付近は散策コースになっています。
売店や山頂レストラン、山頂ロックガーデンの他に森の中を歩くコースもあります。
上まで来て白根山を間近で楽しむだけでもいい感じです。

日光白根山…私は初めてちゃんと見ました。
ぽこぽこぽこっと3つのピークがあって、なんだか可愛いですね。(^^)

ロックガーデンの左側から神社の鳥居を抜けて登山道へ向かいます。

9:45 スタートです。

登山道は途中まで散策コースも兼ねているので大したアップダウンはありません。
それでもここは標高2,000mです。
深い森の中、まるでおとぎの国に迷い込んだような気分で歩いて行きます。

まずは六地蔵へ向かいました。
途中「迷った?」と不安になりながらも辿り着くと、小さなお地蔵様が六体…。

そしていよいよ白根山に向けて進みます。
散策コースのルートを右に分けた後はそれまでとは変わり急に登り始めます。

標高2,000mとは思えない深い森が広がっています。
白根山の懐の深さがうかがえます。
私のイメージだと…屋久島とか?(行った事ないけど。)

11:15 座禅山頂上到着です。

頂上はちょっとした広場くらいの感じでした。
ひと気がないので、ここで休憩しててもいい感じです。

頂上標は根元が腐って倒れていました。
とりあえず方角を合わせて立ててみたけど、すぐ倒れちゃうんだろうなぁ。(^_^;)

ずっと深い森の中だったので開けた場所は気持ち良かったです。
ザックを下ろして水筒の水を飲みました。

すぐ後ろが座禅山の火口でした。
覗き込んでみたら、うわ〜!広い!!

入っていいと言われても行きたくないな。
だってまるで巨大なアリ地獄の巣みたいでしたよ。(^_^;)

座禅山を過ぎると、登山道を覆っていた樹木だ少しまばらになり視界が開けてきました。

それでもまだ背の高さを楽に越える木がたくさんあります。
そして、これが広葉樹でした。
一体なんていう木なんだろうなぁ??

しばらく歩くと、あ!!これはうわさの「五色沼」!!
ん〜。やっぱり水が見える景色はいいなぁ。(^^)
振り返っては何度もシャッターを押してしまいます。

五色沼を眺めながら歩いていくと、だんだん傾斜を増していきます。
足元の岩が白いのは…霜でした。
先日の雪は消えたみたいだけど、霜になって残っていました。

あまりきれいな結晶なので思わずパチリ。

そしてこの辺りから急登の始まりでした。
北側の斜面なので、あちこちに霜が張り付き、エビの尻尾の赤ちゃんまで。

この程度で良かったです。
ここの登り、雪がついていたら私にはちょっと無理そうです。(^_^;)

岩場は頂上までほぼずっとこんな感じでした。
ここを下りて来ている人たちも結構いたけれど…私は嫌だなぁ。
こんな所で上から覗き込みながら歩いたらきっと怖いです。(^_^;)

ダブルストックでうまくバランスをとりながら登ったので見た目ほどきつくはなかったけれど
上の方ではさすがにストックをぶら下げてボルダリングの要領でよじ登る所が数箇所ありました。
岳の介さんは楽勝なんだけど、私は結構一生懸命登る感じでした。

ここまで来て、さっきの「雪がついてたら無理そう。」は確信に変わりました。(笑)
だってここ、きっとほぼ垂直、下手したらオーバーハングかも!!(^_^;)

岩場を登ったら、頂上に向けて少しアップダウンがありました。
大岩がごろごろした歩きですが、さっきの登りの後はそんなに恐怖感がなくなります。

だけど岩が大きいので、リーチの短い私はどうしてもてこずります。
何度も待って貰いながら、それでも慌てないように確実に歩くように気をつけます。

岳の介さんは私が少しでも遅れると、しっかりこちらを見ながら待っていてくれるので
落ち着いて行動することができました。

…それにしても…この青空。
たまりませんねぇ。(笑)

12:45 日光白根山頂上到着です。

3つピークがあるので頂上まで行ってもかなりのアップダウンでした。
え?こんなに下っちゃうの!?という感じです。
一番高いピークの頂上標前でパチリ。

少し風がありますが、とってもいいお天気でした。
岳の介さんに周りの山の名前を教えてもらいました。
え?あそこが尾瀬?尾瀬ってこんな近くだったんですか?
知らなかった〜。(^_^;)

…さて、お昼ご飯はどこで食べようか??
一番高いピークはそんなに広くないので、最後のピークまで移動です。
またまたぐっと下って、そして登って…。
せっかく来たんだから3つとも制覇しなくちゃね。(笑)

3つ目のピークはかなり広く、あちこちにお昼ご飯を食べているパーティーがいました。

お天気がいいとはいえ2,578mはさすがに寒いので少しでも風を避けられる場所を探します。
少し下がった風裏の斜面に広くはないですが平らな部分を見つけ休憩することにしました。

13:00 ランチタイムです♪

今日のお昼は「ペンション横山」特製登山弁当です。
中身はおにぎりとゆで卵…山で食べるおにぎりは美味しいですね〜。(^^)

インスタントのお味噌汁を持参したのでお湯を沸かしておにぎりと一緒に楽しみました。
晴れているとはいえ山頂は寒くおにぎりも冷たかったので、熱いお味噌汁は幸せでした。

その後は岳の介さんが持ってきたコーヒーを落として
お気に入りのドライアップルマンゴーでティータイム。
なかなか贅沢なランチタイムでした。(^^)

のんびりランチを楽しんで体も冷えてきました。
13:40 下山開始です。

登って来たのとは反対側の南側の斜面を下りていきます。

北側の岩場と同じ山とは思えない、ザレザレの下りです。
傾斜はやっぱりそれなりに急ですが、怖くはありませんでした。
ザレ場を下っていると富士山の下りを思い出してしまいました。

しばらく歩くと、いきなり樹林帯が始まります。

上部は樹木の背丈も低くて、やっぱりおとぎの国を歩いているようです。(^^)
樹林帯に入ってしばらくはなだらかな森の中を歩いているようでした。

そして急下降が始まると、樹木の背丈がぐっと高くなります。
急下降と言っても樹林帯の中で気持ち良く高度を下げていくペースです。

下り始めてさすがにトイレに行きたくなってきた私でしたが
傾斜がなだらかなうちは樹木がまばらで隠れる場所がなく
しっかり隠れられそうなくらい樹木に囲まれる頃には傾斜が急すぎて転げ落ちそう…。

気持ち良く高度を下げるのはいいけれど、着地する衝撃が、つ、辛い…
とってもきれいな景色を楽しみたいけど、余裕なかったです。(^_^;)

だいぶ下りて来て何とか隠れられる場所を見つけました。
…はぁ〜…これでやっと落ち着きました。(^_^;)

足取りが軽くなって、再び下山開始です。
下りて行く途中のペンキマーク、2つ並んでまるで覗き込まれてるみたいでした。(^^)

ひとしきり下りると森の中の散策コースと合流します。
スノーシューやクロスカントリースキーのコースでもあるようで
木の幹のかなり高いところに標がついていました。
雪がたくさん積もるからなんですね。(^^)

15:00 山頂駅登山口到着です。

ず〜っと水平に歩いてきたので、標高2,000mだってことを忘れそうです。
赤い鳥居がゴールする私たちを迎えてくれました。

そうそう、登る時には気づきませんでしたが
登山口近くには立派な水場もありました。

この季節だけあって私たちは登り下りともにあまり人に会いませんでしたが
きっと夏場には大勢の人が登るのでしょうね。


こんな立派な碑もありました。
周りを囲ってるこんもりしたところにはコマクサが生えていました。
なんと20,000株もあるそうです。
夏に来たらきれいでしょうね。(^^)

下りてきても、まだまだきれいに見える日光白根山。
くぅ〜っ!
本当に最高のコンディションでした!!(^^)v

さて、無事に下山してきた私たちの足が向かうのは…?

当然、登る前に我慢した「天空の足湯」です!!
あ、ちなみに無料です。(笑)

まだ今年オープンしたばかりという足湯、湯船(?)に岩の中洲があって
好きな所に腰掛けてのんびりと楽しむことができます。

登り下りのあいだ登山靴で締め付けられた足を湯船に浸しながら
今下りてきたばかりの日光白根山を眺めていると、なんとも幸せな気分です。

標高2,000mにあるとはいえ、ゴンドラで上がってくる事ができるので
おしゃれをしたカップルやちびっ子たちまで大勢が湯の熱さを楽しんでいました。

「あれが白根山?まさかあんな高い所まで行けないよ〜。」
「…私たち、今あそこから下りてきたんですよ。」
「え〜っ!すごい!!」…なんて。楽し〜い。(笑)

帰りもゴンドラであっという間に下に下りてきました。

上から見るとスキー場のゲレンデの様子が良くわかります。
スキーはしばらく滑ってないなぁ…う〜ん、滑りたくなってきたぞ!(笑)

二人でザックをデポしてちょこっとゲレンデに遊びに行きました。
さすがオープン直後に滑ってるだけあって、みんなかなりの上級者でしたよ。(^^)

周りのスキー場が12月上旬オープンだから、ほぼひと月早い丸沼スキー場。
他のスキー場のパトロールの人たちも足慣らしに来ていたみたいでした。

丸沼スキー場はセンターハウスにも「座禅温泉」があります。
受付時間をちょっぴりオーバーしてしまったけれど、係員の方が快く招き入れてくれました。

営業終了近くということもあって、温泉はすいていました。
手早く洗い場を使って、熱めの湯に浸かります。
泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩でした。

「はぁ〜〜〜〜っ…幸せ!(*^。^*)」
思っていたより体が冷えていたみたいでした。
ちょっぴりぬるっとした熱い湯がこわばった体をほぐしてくれました。

温泉でしっかり温まって、出てくる時はなんと半袖でした。
しっかり防寒装備の人が歩き回るスキー場の駐車場を半袖で歩く変な私でした。(笑)

ザックをチェロ君に積み、シューズを履き替えて、いざ今夜のベースキャンプへ向かいます。

今夜のベースキャンプは「ペンションもくもく」です。
丸沼ペンション村の中、標高1,400mにあるログキャビン。
薪ストーブのあるの素敵なペンションです。

インテリアやファブリックもシックにコーディネートされてとっても素敵。(^^)
ログキャビンにぴったりの素敵なお部屋でした。

ダイニングに入る手前には奥様手作りの素敵なグッズや
温かみのある陶器の販売コーナーもありました。
夕食前のひと時、眺めているだけでも楽しい気分でした

 


 
今夜のディナーはオーナー特製のフレンチでした。
並ぶお皿はどれも色とりどりで目にも美味しいご馳走です。

こういう料理におひつでご飯が食べられるというのが
ペンションの魅力のひとつかもしれないですね。(笑)

食後はコタツの談話室に移動しました。
壁の丸太がむき出しのままで実にいい雰囲気です。(^^)

アウトドア関係の蔵書の豊富さに二人でにんまり。
山積にして読みながら楽しい夜をすごしました。

もくもくのお風呂も広くて素敵でした。
せっかくなので寝る前に少しだけ浸かってきました。(^^)
ペンションもくもくのダイニングは薪ストーブが暖かい素敵なお部屋でした。
上を見れば太い梁、ロフトはオーナーさんのプライベートスペースかな?
いかにもログキャビンらしい作りです。

私たちのテーブルは薪ストーブのすぐ横でした♪
壁際や出窓に飾ってある小物や、観葉植物たちがいい雰囲気です。

そして、まずはビールで乾杯!
岳の介さんと二人で日光白根山登頂祝賀会です。(^^)





日光−赤城山と日光白根山〜紅葉散策<1日目/2日目/3日目

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