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初めての富士登山!(河口湖口)<1日目/2日目

2006年8月05日(土)〜06日(日) 富士山(3,776m)

後半に来て大人しかった今年の梅雨は各地に大きな被害をもたらした大雨となりました。
一体どうなることかと心配しましたが、7月末ぎりぎりにとうとう明けてくれました。

と言うわけで、初めての富士登山、念願の空中散歩にチャレンジしてきました!(^^)

今回は岳の介さんと、そのご友人A氏のパーティーに加えていただく形での参加です。
「富士登山」はあちこちからツアーが出ておりパンフレットをいくつか見せていただきました。
今まで考えたこともなかった富士登山ですが、少しずつイメージが固まってきました。

ネットで調べると、結構情報も多いですね。
「あっぱれ!富士登山」「富士山NET」と言ったサイトが大変参考になりました。

「富士山なんて、登る山じゃなくて見る山だよ。」
「すごい人ごみで、しかもゴミだらけで汚いよ。」
「富士山が日本で2番目に高い山だったら、あんなに登る人なんかいないよ。」
…等々。(^_^;)
「富士山に登る」と話したら、色々なご意見を頂きました。(笑)
でもねぇ〜。やっぱり富士山は「日本最高峰」。
しかもわざわざ遠方から来て登る人も多いのに、至近距離に住んでいる訳だし「1度は登っておかないと!」

さて当日、土曜日の朝、A氏が手配した新宿発のバスツアーで出発です。
さすが「梅雨明け10日!」朝7:00の集合場所には大小さまざまなザックを背負った人がたくさんいました。
まずはA氏と初顔合わせ、そして遅れてきた(?)バスに乗り込み朝食のお弁当をパクパク。
ひとしきり話した後はみんな「zzzz…」朝早かったしね。(^_^;)

中央高速は大渋滞だったけど、バスだからぜんぜん気にしな〜い。(笑)
ただバスの空調がぜんぜん効かずに死ぬほど暑かったのだけが辛かったです。(^_^;)



☆コース☆

富士河口湖五合目→河口湖・吉田口登山道→東洋館(八合目下室)→富士山頂→河口湖・吉田口登山道→富士河口湖五合目→紅富士の湯





スバルラインに入ると周りには緑の木が生い茂り、空気も爽やかになりました。
暑さと眠さでぼ〜っとしていた私たちも目が覚めてきました。(笑)
12:00 河口湖五合目到着です。

噂には聞いていましたが五合目はまるで下界のようなにぎやかさです。
大きなレストハウスが立ち並び、広場にはやきそばなどの屋台が並んでいます。
今から山に登るとは思えないような光景でした。

到着後まずは荷物の置き場所や集合時間の説明がありました。
そして集合写真の撮影などの後解散でした。
さすが「ツアー」だなぁ。
「この写真はあとから富士山が合成されるんだよ。」
岳の介さんがこっそり教えてくれました。(^^)

五合目はすでに標高が2,300mあり、かなり涼しかったです。
(バスのうだるような暑さに参っていた私たちには天国でした♪)
去年コレを食べたら「初登頂に成功した!」というほうとう鍋で縁起を担ぎます。
テーブルに出ていた唐辛子をうんとたっぷり入れて・・・美味しかったです。(^^)

食事をしている人が水を飲む分にはモチロン無料ですが
「ペットボトルで持ち帰る人には500ml200円」と張り紙がしてありました。
冷たくて美味しい水でした。(^^)

集合は14:00とのんびりめ。
これはバスで一気に2,300mまで上がった身体を高度順応させるためでしょう。

ほうとう鍋でお腹が満足したらいよいよ準備にかかります。
・・・が、う〜ん。
どんなににぎやかでも五合目には水場はないんですね。(^_^;)
仕方ないのでペットボトル500ml200円の水を買いましたよ。
(1Lは持ってたんですが・・・足りないでしょう。)

そして、特に女性が忘れてはいけないのが両替です。
高山病予防のため、多めに水分を補給しながら登りますが
途中のトイレは全て100円〜のチップ制となるからです。

集合前に五合目の標で記念写真。(^^)
左から、岳の介さん、私、A氏です。


A氏が持っているのはうわさの「金剛杖」です。
各合目ごとに焼き印を入れてもらい記念になります。

そしていよいよ集合時間になりました。

真ん中に写っているのが今回の私たちのガイド「山ちゃん」です。
タブン…50歳は超えてるんじゃないかな??(違ってたらゴメン!山ちゃん!!)
なかなかイケてるおじちゃんです!!(*^。^*)
その左側が添乗員の涼子ちゃん。
一生懸命で好感度抜群!(^^)

山ちゃんはかなりのベテランガイドさんのようでした。
年齢経験ばらばらのグループに要領よく注意点を教えてくれました。
初心者の方にもわかりやすく、ツボにはまった注意の数々を耳にして
「このガイドさんは大当たり!」と思ってしまいました。(^^)

・・山ちゃんは今朝富士山から下りて来たばかりだと言ってました。
恐るべし!富士登山ガイド!!(^_^;)

ひとしきり説明が終わったら2列になって、はい出発です!(笑)
なんだか、遠足を思い出しちゃいましたね〜。

今回の荷物は…重さを計るの忘れました。(^_^;)
でも非常食くらいしか持って行かなかったし
ストーブもクッカーも、お酒もないからかな〜り軽かったですよ。
でも最後にペットボトルの水をたくさん買っちゃったからなぁ。
だって上では500mlで600円とか言ってたし!!(^_^;)

お天気は写真の通り明るい曇り空。
今から登る富士山が「バ〜〜ン!!」と見えるわけじゃないけれど
暑くなくていいかな、うん。(笑)

気温はかなりヒンヤリしてますが、歩けば暑くなる!!
岳の介さんも私も半そででGO!(笑)

歩き始めて1時間もせずに六合目に到着です。
派出所などがあり、その前は大混雑です。
大して歩いてもいないので休憩せずに素通りです。

「な〜んだ。もう5分の1も歩いちゃったの?たいしたことないじゃん!」
六合目に着いて、そう感じる人が多いそうです。

しかし!!騙されてはいけません。
富士山は七合目、八合目が延々と長いのです。(^_^;)

六合目の少し先で休憩です。

ザックを下ろして水を飲んで。
まだ大して歩いていないので、なかなか余裕のある笑顔です。(笑)

それにしてもA氏のファッション・・・。
上下とも白に金剛杖って、なんだかお遍路さんっぽくないですか?(笑)

A氏にそう言ったら「それってほめてるんですか?」って聞かれました。
いや〜。ほめてるでしょう!お遍路さん流行ってるし。(笑)
なんせ富士山は霊山だしね〜!!(^^)

登っている間は天気はあまり良くなかったです。
ガスってる…と言うか、雲の中??
そういえば、眺める富士山に雲ひとつ掛かってないなんてあまりないもんなぁ。(^_^;)
でも、晴れて暑いと辛いし、登っている間みんな下を向いているので曇ってて良かったかも。(笑)

しばらく足元は砂利道が続きます。
登山道の詳細は・・・「あっぱれ!富士登山」の「河口湖口」のページが大変参考になりました。

登山道は砂利道が崩れないように砂防工事が施され、一定の間隔でつづら折りになっています。
そして、その道を延々と埋め尽くすほどの人、人、人の大行列です。
見渡す限り全て人が埋め尽くしています。

その数は何千人…じゃ済まないでしょうね。
この季節あちこちの山道具屋に「富士登山コーナー」というのがあったりしますが
アレは冗談じゃなかったんだなぁ…というのが実感できました。(^_^;)

七合目あたりから岩場になります。

砂利道は2列で歩くことができましたが岩場は1列で登ることになります。
当然そこでは大渋滞が起こります。(^_^;)

岩場はそれほど急ではありませんが
ところどころで3点確保しながらが安全です。

白馬で傷めたお尻、段差が大きいとやはり痛みます。(^_^;)
上手く力を分散させながら負担をかけないようにしましたが
どうしても前を歩くA氏から大きく遅れてしまいます。(>_<)


気圧の関係でパンパンに膨らんだお菓子の袋です。
なんか可愛いと思いませんか?(^^)

道が混んでいて思うように前に進めないというのもありますが
なかなか上までたどり着きません。

まぁこのゆっくりペースは高度障害を考えると丁度いいのでしょう。
肺の中の空気をしっかり入れ替えるために
息を吐ききるように深呼吸しながら登っていきます。

途中何回か休憩しているのですが
小屋が多すぎてどの小屋で休憩したかメモする気力もなし。

ザックを下ろして、水分補給して、時々お菓子を食べて。
トイレはチップを握り締めて素早く行かないと混んだら大変です。(^_^;)

ふと上を見上げると鳥居があります。
思い出してみると結構あちこちにあったような気もするけれど??
とりあえず「あそこまで行けばいいのかな?」という気分になります。(笑)

小屋の前は道が狭くなっているし、休憩している人も多いので
どうしても歩くスピードが遅くなります。
小屋では金剛杖に焼印を入れてくれます。(呼び込みしてます。)
A氏もポイントごとに焼印を入れてもらってました。
いい記念になりますね〜。

実は今回、誕生日に貰ったプロトレック(腕時計)の初デビュー。(^^)v
高度計がついているので「今何mだよ。」なんて話しながら登ってました。

18:00 八合目下室 東洋館到着です。

あまりにもたくさんの小屋を通り過ぎてきたので
到着した時にもここが目指す小屋だと気付きませんでした。(^_^;)

荷物を整理し、寝床の場所振りが済んだら夕食です。

富士山の山小屋の夕食といえばカレーライスが定番だそうですが
東洋館では美味しいハンバーグが食べられます。(^^)

右上に写っているのは翌日の朝食のお弁当です。
ご来光を見るために出発が早いので夕食時に渡されるというわけですね。

東洋館から見た夕焼けです。
19時を過ぎて外は寒かったけれどキレイな夕焼けでした。(^^)

私たちの後にもまだまだ到着してくるツアーがいます。
あとから到着してきた人たちに食堂を明け渡します。
富士山の山小屋にはまったりとくつろぐようなスペースはありません。
離れにあるキレイな水洗バイオトイレに行ったあとは
素直に寝床に引き上げることにしました。

起床時間は22時です。
大混雑が予想されるために1時間繰り上げられることになりました。

寝床は噂には聞いていた「オイルサーディン方式」です。
頭と足が交互に並び、隙間なくぎっしり…。(^_^;)

普段まっすぐになんて寝ない私には腰が痛かったです。(-_-;)

このあとのスケジュールがハードなので少しでも寝ようとしますが
あとからどんどん到着する人たちでうるさいし、何より暑い!!
布団を2枚も掛けられてしまいましたが数人で掛けているのではぐこともできず。
寝るのを諦めて外に出る人も何人かいたようでした。


初めての富士登山!(河口湖口)<1日目/2日目

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