山の中はうろうろしていたけれど、ちゃんと登るのは初めて! akemiの山行記録のページです! |
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2005年11月3日(木・祝) 金峰山2,598m 7月末の燕岳以来、山に行けない日々が続いています。 「いい加減山が恋しいよぉ〜。」 しかしなぜか週末ごとに天気が悪い…。 都合や体調が悪い時だけ晴れてるし。(ーー;) かろうじて文化の日はましそうな予報。 よし、久々に行っちゃえ〜! どうせこの季節に登るなら紅葉も見たい… でも、近場の山は月末あたりにならないと色づかないみたいです。 かといって単独日帰りであまり遠出をする気にもなれません。 遠くてそれなりに標高も高い山はそろそろ雪も積もり始めるらしいし さすがに「初心者」の身としてそんな所に突っ込む勇気もありません。(^_^;) 「紅葉が見られる程度には標高の高い山。」 「単独日帰りできる距離にある山。」 ということで、6月にも登った「金峰山」に登ってきました!(^^)v 前回は林道が通れず苦労したので前日に電話確認。 大弛までは11月の末の辺りまで通れるそうでほっとします。 しかし考えが甘かった。 私が普段使う林道から入って行くと「工事中通行止め」 が〜ん!!\(◎o◎)/! 結局ふもとまで逆戻りして別の林道から登り返し 目的地の大弛小屋に到着したのは3時頃でした。 うを〜!のんびりして登るつもりが、やっぱり睡眠不足やんか!!! セレナちゃんを停めて外に出ると、それなりの星空。 林道を走っている時はぱらぱらと雨粒がフロントガラスに当たりましたが 明日の天気、微妙です。 気温も6月より低いのでかなり覚悟していましたが割りと大丈夫そうです。 とりあえずシュラフに入りながらビールを飲んで眠りに着きました。 ☆コース☆ 大弛峠車場→朝日峠→朝日岳→サイの河原→金峰山→サイの河原→朝日岳→朝日峠→大弛峠駐車場 (歩行時間5時間) |
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目が覚めたのは7時過ぎ… あちゃ〜。やっぱり寝たのが3:30過ぎじゃ起きられないな。(^_^;) ダウンのシュラフはぬくぬくしているしこのまま寝ていたいところですが そうすると何のために来たのかわからなくなってしまうので起き上がります。 天気は…雨…みぞれ…ん??雪〜〜〜????(@_@;) なんと外は吹雪いています。 うそぉ〜!かんべんしてくれぇ。 それでも周りのパーティーは出発して行きます。 昨日の残りのビールでサンドイッチを一切れ流し込み 雨具を着込んで私も出発です。 起きた直後はまだ天気はひどくなかったのにね。(^_^;) 今回は20Lのザックで登りました。 案内図、降り出した雪で辺りが白くなり始めています。 予定よりかなり遅くなってしまいました。 駐車場を出発したのが7:50でした。 |
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駐車場のすぐ裏が登山道入り口から登り始めます。 う〜ん、そんなに悪くなるとは言ってなかったんだけどなぁ。 毛糸の帽子持って来て良かった!! 気温は低いですが歩いている分には暑い位です。 (寒さ対策にえらく厚着して、脱いでいなかったので。) それにしても、吹雪だ。(^_^;) ふと気付くと目の前に降りてくるカップルが。 「上の方はどうでしたか?」と聞くと にこやかに「撤退で〜す♪」 |
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ひとしきり登ると、緩やかになります。 道標の辺り、ほっとしながら歩きます。 前回も見た「ダケカンバ」です。 心の中で「また会えたね。」と声をかけました。(^^) |
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しばらく歩くと雪もやみました。 雲の間から青空。貴重な1枚です。 目の前が開けてベンチとケルン。 粉砂糖をまいたようです。(^^) 8:20 朝日峠到着です。 寒いせいか喉も渇かないので、写真だけ撮ってすぐに歩き出します。 なんだかメルヘンチックな風景です。 しかし「紅葉」のつもりが「初雪」になってしまいました。 これ以上高い山にしてなくて良かったかも。(^_^;) |
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雪はやんだものの天気が良くなるわけもなく、どんより曇っています。 遠くの山並みもぼんやり見える程度。 こりゃ頂上まで登っても景色は期待できないなぁ…。 ガレ場です。 さすが祝日、足場の悪い所では人が溜まっていました。 9:15 朝日岳(2,579m) 到着です。 いい加減暑くなったし、雪も雨も心配なさそうなので雨具を脱ぎました。 写真を撮ろうかと思いましたが数人がかわるがわる記念写真を撮っていたので断念。 隙を見て標だけ写しました。 立ち枯れている樹が目立ちます。 酸性雨?空気汚染?塩害? 全体ではなく部分部分なのです。 どうしてなんだろうなぁ…? |
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途中のベンチ。 薄日がさしてきて、雪はすっかり融けてしまいました。 鉄山入り口。 登山道は鉄山を巻いています。 登る人、いるのかなぁ? 鉄山から先も石がごろごろした道です。 いよいよ森林限界越え♪ 9:45 サイの河原 到着です。 天気が怪しいのでどうかと思っていましたがそれほど風もないようです。 相変わらずケルンがたくさんありました。(^^) ケルン越しに見た「瑞牆山」! それ以外の山は今ひとつ良く見えません。(^_^;) |
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サイの河原の先には岩場です。 雪が積もってなくて良かった〜。(^^) シャクナゲの幼木がたくさんありました。 まだ葉っぱがちっちゃくて可愛いです。 大岩のトンネルをくぐると金峰山頂です。 10:00 金峰山(2,598m) 頂上到着です。 狭い山頂、とりあえず記念写真だけ撮りました。 4〜5人もいるともういっぱいな感じです。 五丈岩の辺りにも人がいっぱい。 とは言え狭い金峰山の頂上にいつまでもいるわけにも行きません。 とりあえずザックを背負いなおして五丈岩を目指します。 それほどひどいわけではないですが、やはり風があります。 ひょっとして…と期待しましたが、富士山はおろか八ヶ岳も見えませんでした。 でもいいのです。 実は今回の目的は金峰山頂でのんびりご飯なのです。 今日は金峰山だけ登るつもりなので時間はたっぷりあります。 目指す五丈岩のふもとの岩陰にはすでにたくさんのパーティーが陣取っています。 山頂で風に吹かれるとやはりかなり冷えてきます。 私もぐっと奥まで踏み込んでしっかり岩の陰でウィンドブレーカー代わりに雨具を着込みました。 今回の目的「金峰鍋」です。(^^)v 刻んで持って行った野菜と味噌漬けにした肉、薄切りもちを入れてぐつぐつ煮込みます。 思いの外時間がかかりましたが、寒い中の鍋は最高!! しかし水を入れ過ぎて、味は丁度良かったけどお腹がいっぱい。(^_^;) のんびり鍋を食べて、せっかくなので五丈岩にも少し登ってみました。 途中までは割りと楽に登れました。 そこから先…登れなくはないでしょうが、万が一落ちたらひどい怪我になりそうです。 男性のグループ(普段からクライマーっぽい)はひょいひょい登っていきましたが 私は確保するロープもなしに登る気にはなれませんでした。 それにしても素手で登ったら岩が冷たい冷たい。(^_^;) 目の前の岩陰に赤い実… ほんのちょっぴり色があるだけで心が和みます。(^^) 今日はのんびり…と言いながら、とうとう1時間半も過ごしてしまいました。 えらく大人数のパーティーも登ってきて広い五丈岩前も大混雑です。 帰路巻き込まれては大変なので、いい加減下山することにしました。 11:30 下山開始です。 |
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さくさく歩いて岩場もサイの河原も通り過ぎて樹林帯に入ります。 足元のコケが鮮やかに見えるのは天気が悪いせいですね。(^_^;) 金峰山から朝日岳への昇り返しがきついきつい。 金峰鍋でお腹がいっぱいなのでガレ場を見て思わずため息。(笑) そう言っていても仕方ないので黙々と歩いて 12:30 朝日岳頂上到着です。 先ほどよりは空いていたので写真を撮りました。 暑いのでフリースを脱いでいます。(^^) |
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今回は季節柄お花は咲いていませんでした。 天気が悪かったおかげでコケの緑が鮮やかでした。 大人の背の丈ほどもある大きなコケの三角形… 正体は倒木の根っこの塊です。(^^) 13:00 朝日峠 到着です。 この辺りもすっかり雪が消えていました。 それにしても、どうも下りは体調がおかしい… と思っていたら、最後の最後で手の指がむくんでいるのに気付きました。 ありゃ?高度障害?? やっぱり鍋で水分取りすぎてむくんだんだろうなぁ。(^_^;) 体調悪いわけだわ。 |
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13:30 大弛峠駐車場 到着です。 駐車場で荷物を片付けながら見回すと「赤い実」があちこちに。 う〜ん。何の実なんだろうなぁ? 荷物をまとめて、雪がちらつき始めた駐車場を後にします。 昨晩は暗くて見えなかったけれど 林道脇の樹木はおそらく紅葉しているはず。 それに今回は温泉にも入ろうかな♪なんて。(笑) |
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初めてまともに見たカラマツの「黄葉」です。 普段の緑濃い森が、明るい黄色に光って見えて 信じられないほど美しかったです。 見渡す限りの明るい黄色の森。 山が輝いて見えます。 数は多くないですがモミジもありました。 雨雪が降ったあとだけに、余計色鮮やかな美しさでした。 この地域の紅葉はまさに見頃の時期のようでした。 |
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睡眠不足&金峰鍋食べ過ぎでぐったりしてのんびり帰りました。 今回のお土産… 信州もぎたてりんご&柿です。(^^) しゃきしゃきフルーティーでとっても美味しかったです。 |
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コースタイム5時間に対して歩行時間は4時間10分。 …あれ??おかしいな。 割とゆっくり歩いたつもりだったのに。(^_^;) 今回は、アクセスからこだわりの一般道使用でした。 う〜ん、なんだか懐かしい感じ。(^^) 遅い時間の20号は空いているし信号もフリーパスだから そこそこの距離までは高速を使わなくても行けちゃうかな?というのが感想でした。 ただし!帰りはそうは行かなかったです。 JRの駅周辺に近付くたびにずるずる渋滞。 相模湖インターを過ぎて動く気配がなくなったのに閉口して とっととUターンして中央道に乗り、その後はスムーズに帰宅できました。 雪の中登り始めた事に関しては 天気がひどく崩れないという予測の元 万が一ひどくなれば引き返す前提での行動でした。 そこそこの雪ではまず迷わない良く整備された道であったからできた事でもあります。 あれで積もってしまったら、上の岩場は苦しかったのかなぁ? でも天狗岳に登った時に岩場はアイゼンがかえって辛かったから 意外に行けちゃいそうな気もしてます。 作り過ぎた「金峰鍋」には反省。 いや、水が入っちゃったんだもん。(^_^;) 熱くて出来立ての鍋はとっても美味しかったけど ちょっと水分取りすぎたな。 タブン寝不足も影響してると思ってます。 寒さ対策にホカロンを持って行ったけど今回は全く使用せず。 本当は脱いで行動するはずだったフリースのベストを 吹雪いている雪に気おされて着用したままだったのでかえって暑い位でした。 (でも金峰山頂ではそれに雨具着てセーフ、位な感じでした。) ザック、今回は20Lで登りました。 燕岳に登った時に結構食料を入れたにもかかわらず35Lで余っていたので きっちりパッキングすれば日帰りは20でOKだろう、と。 20のザックは軽くて良かったです。 帰りの林道の紅葉は、息を飲むほど見事でした。 少し走らせては車を停め、写真を撮りまくってしまいました。 カラマツの明るい黄色、モミジの輝く炎のような赤。 まさしくベストシーズンに当たったという感じでした。 それにしてもこの日はGPSが不調で、カーナビが迷う迷う。 まっすぐ走っているのに、自車マークがふらふらとあらぬ方向へ。 おかげで入って帰るつもりだった温泉にはたどり着けませんでした。 (本当は温泉でのんびり、少し昼寝でもするつもりだったのに!!(^_^;) とは言え、久しぶりの山行、すがすがしい空気を吸って雪の洗礼も浴びて なんとも楽しいものとなりました。 近場の丹沢の紅葉は11月後半… モミジのトンネル、ぜひ歩きたいと思っています。 天気が…どうかなぁ?? |
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