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2005年6月5日(日) 金峰山2,598m・北奥千丈岳2,601m・国師ケ岳2,592m 天気図には停滞前線が居座っています。 週間予報も翌週辺りから雨のマークがたくさんあります。 入梅直前にまともに山に行けるのも、きっと今週が最後。 出発直前まで天気予報とにらめっこしましたが 2,000mオーバーの山でも、この山域なら何とか大丈夫そう。 ということで、先週登り損ねた「金峰山」にリベンジしてきました!(^^)v 先週は通れなかった川上牧丘林道を快調に走り目的地の大弛小屋に到着したのは1時頃でした。 セレナちゃんを停めて外に出ると、降って来そうな満天の星空。 林道を走っている時は目の前をテンが走り抜けて行ったし 前夜着の行動は、なかなか楽しみがあります。 駐車場はすでに標高が2,300m以上です。 かなり寒いですが、シュラフに入りながらビールを飲んで眠りに着きました。 ☆コース☆ 大弛峠車場→朝日峠→朝日岳→サイの河原→金峰山→サイの河原→朝日岳→朝日峠→大弛峠駐車場 →北奥千丈岳→国師ケ岳→大弛峠駐車場 (歩行時間7時間35分) |
目が覚めたのは4時過ぎ… 携帯の電池が切れる警告音で目覚めました。(^_^;) とりあえずエンジンを掛けて充電。 (山頂での自分撮りは携帯のカメラの方がやりやすいのです。) 4時過ぎに出発するパーティーもいました。 縦走するのか、ザックもかなり大きかったです。 もう少し寝ようと思ったのですが、せっかくなので早めに行動開始にしました。 山では「早立ち、早着き」と良く言います。 天気がいつまで持つか怪しいし、余裕があれば国師ケ岳にも登れるかもしれないし。 そうと決まれば準備開始です。 普段なら朝食で火は使わないのですが 結構冷え込んでいるので熱いコーヒーを飲んで身体を温めました。 澄んだ青空。よし!いい天気!! 今日は来て正解でした!(^^)v 案内図、まだ真新しいのかえらくきれいでした。 早立ちのパーティーが準備をしています。 林道開通後初の週末、やはり人は多いようです。 人気が少ないうちに登ろうと駐車場を出発したのが5:45でした。 (いつもよりえらく早い!!) |
駐車場のすぐ裏が登山道入り口です。 道標がぽつんと立っています。 歩き始めから石がごろごろ。 朝日がさして、木々が輝いています。 う〜ん、爽やか! |
両脇に生えているのは、ミズキかな? 早めに出発したので、人は見当たりません。 静かな登山道、嬉しくなってきます。 心なしか道標の位置が高い気がします。 冬の積雪を計算に入れているのかもしれません。 |
シラカバ、ではなくて「ダケカンバ」だそうです。 青空をバックに、とってもきれいです。 少し下った所にベンチとケルンが。 細い登山道を歩き続けていたので 広い場所は居心地良さそうに見えました。(^^) 6:20 朝日峠に到着です。 フリースを脱いでザックに仕舞い、また歩き出します。 所々に雪が残っていました。 やっぱりこの辺りはまだ寒いんですね。 |
歩いていると、両脇の樹の高さがどんどん低くなっていきます。 森林限界に近づいてくるのが分かります。 うふふ、嬉し〜い! 彼方にうっすらと富士山が見えました。 ちょうど写真の真ん中辺り・・・分かりますか? ちょっとしたガレ場です。 石の大きさがそれほどでもないから、この位ならいい足慣らしです。 7:00 朝日岳(2,579m) 到着です。 ちょっとした広場にベンチがあります。 荷物を置いて水分補給&写真撮影。 遠くに見えるのは…五丈岩なのかな?? 7:10 出発です。 |
相変わらず細い登山道です。 両脇に生い茂っているのはシャクナゲ。 咲いたらきれいだろうなぁ。 一旦下って登り返すと、ぱっと開けた場所が見えてきました。 石がごろごろ、ケルンもたくさん。 8:00 サイの河原 到着です。 周りが開けているので景色はいいし、かなり広々しています。 サイの河原・・・って、カタカナで書かれてると なんか拍子抜けした気がするのは私だけ?(笑) 何か意味があるのかなぁ??? お!あの見覚えのある形は「瑞牆山」!! 遠くからでも目立ちます。 ・・・見るたびに「ビッグサンダーマウンテン」を思い出します。(笑) |
サイの河原から先は、登りの岩場です。 自分よりも一回り二回り大きな岩を飛び歩きます。 8:15 金峰山(2,598m) 頂上到着です。 ひときわ高い岩の小山の上が頂上です。 それにしても大きな岩・・・火山の爆発で積み上がったのかな? 自然の力は凄いです。 金峰山の頂上からすぐ近くに、シンボルの五丈岩があります。 デザインしたかのようにきっちり積み上がっていてビックリ。 凄い大きさの岩です。 今日はほとんど無風状態。 頂上もさほど寒くありませんでした。 青空が広がっていますが天気はやはり下り坂。 展望は効かず、富士山も八ヶ岳もアルプスも見えませんでした。 8:30 下山開始です。 ・・・早い!いつもなら登り始める時間です。(^_^;) |
今回目にした花たち やっと、まぁまぁきれいに写せました。 しかし、名前がわかりません。(^_^;) 登山道の途中では咲いていなかったのに頂上ではちらほらと咲いていました。 シコタンハコベ 物陰にひっそりと咲いています。 小さな花ですが、心和みます。 |
足元にはハイマツが生えています。 こんなに標高が高くなくて、風も強くない所なら少し立ち上がって生えていますが すっかり地べたを這っています。 時間が早いので、この後国師ケ岳に登るか考えながら下山です。 空を見ながら、天気とにらめっこです。 途中の稜線には今まさに雲が湧き上がっています。 平地の予報は1日晴れでしたが、山は確実に下り坂。 青空をバックにもくもくと白い雲・・・。 見てるだけならいいけれど、これはかなりひどく崩れそうです。 |
10:30 大弛峠駐車場 到着です。 上の写真と見比べると、すっかり曇ってしまったのが良くわかります。 雨具の準備は万端だし歩行時間も短いので 自分の足を信じて国師ケ岳、北奥千丈岳に登ることにしました。 10:50 出発です。 登り初めから「あれ??」という感じ。 とにかくひたすら木の階段と木道の連続です。 周りはカラマツやシャクナゲが生い茂っていい雰囲気なんですが なんだか公園でも歩いているみたいです。 木道も道標も真新しいです。 大弛峠の案内板も真新しかったし・・・ 整備したばかりのようです。 それにしてもひたすら階段と木道・・・ なんと登り始めから30分以上ずっと。 なんだか変な感じ、何しに来たんだろう・・・? |
木道が終わってちょっとそれらしい道になります。 11:25 前国師ケ岳 到着です。 開けた場所で展望は良いはずなのですが、いかんせん雲って見えません。 少し歩くとすぐに三繋平です。 国師ケ岳と北奥千丈岳の分岐です。 狭い登山道、雪が結構残っています。 |
11:40 北奥千丈岳(2,601m) 到着です。 すぐ?向こうには目指す国師ケ岳も見えます。 頂上でくつろぐ人たちの姿もちらほら見えました。 写真だけ撮って 11:45 出発です。 |
一旦下って三繋平から登り返してあっという間。 12:00 国師ケ岳(2,592m) 到着です。 頂上は割りと広く、お昼を食べている人も結構いました。 今日のお昼も具沢山ラーメンとおにぎり&コーヒー。 天気が悪くなって来て結構冷えてきたので、熱い物が嬉しい。 ・・・なんて思いながら料理していたら・・・ 来たーっ!ばらばらばら!!今回も雹です。 結構降りました。いたたた。(>_<) うまく身を寄せられる岩を見つけて避難しながらランチです。 「痛ーっ!痛た!!」あちこちから声が聞こえます。 他の人達は耐え切れず下山したみたいでした。 ザック、ちょっと改造してサイドポケットを取りました。(分かるかな??) きっちりシームシーリングしたのでばっちりです。 ちょっとはそれっぽくなったかな?(笑) 雹が降ったりやんだり。 周りはすっかりガスって何も見えません。 12:35 下山開始です。 |
下りも相変わらず木の階段と木道の連続です。 歩行時間も少ないから小屋泊まりの家族連れの観光にはいいかもしれませんが なんだか山を登った感じはしませんね。(^_^;) 大弛小屋です。 壁際にずらっと、薪が積んでありました。 登り始めはなかったのに、下山してくる頃にはテントの花が咲いていました。 上で重装備のパーティーとすれ違ったから、縦走してきた人達なのかな? |
13:05 大弛峠駐車場 到着です。 靴を履き替えていると、ザーッと本降りの雨になりました。 ありゃりゃ。テントの設営、間に合ったかな? ちょっと強引に2つのルートを登りましたが読みはばっちり。 天気が崩れる前に本日の行動無事終了できました。 13:20 帰路に着きました。 |
コースタイム7時間35分に対して歩行時間は6時間5分。 今回は、先週登り損ねた金峰山へのリベンジ山行でした。 翌週からは梅雨で登れないだろうということで、それでもぎりぎりまで天気図とにらめっこ。 早朝から行動できたので、金峰山と国師ケ岳、北奥千丈岳を登ることができました。 歩きに関しては、前方を確認してルートを考えつつ 足元をしっかり見て確実に、しかしきびきびと行動することをテーマにしました。 「スピードは安全につながる。」というのに同感したからです。 安全な時間帯に素早く行動できれば、不必要な事故を免れます。 早立ち、スピーディーな行動、天気の予測、万全な装備。 条件が揃って、充実した山行となりました。 今回で一番難しかった所は、やはり金峰山頂上手前の岩場だったでしょうか。 乾いていたし風もなかったので、落ち着いて登ることができましたが あれで雪があったりしたら、かなり怖そうな感じでした。 携帯の電池切れは大いに反省点。 山の中から救助を依頼するなんて避けたいですが (ちなみに金峰山は圏外でした。) 携帯以外でも電池残量はしっかり余裕を持たせなければいけないと思いました。 実は2日前の金曜日にクライミングジムデビューを果たしたので上半身はまだだるめ・・・。 きっちり歩いて下半身もしっかりいじめ、ちょうど良いバランスだったかもしれません。(笑) さて、おそらく来週末には入梅。 平地では雨が降っていなくても山頂付近では悪天候だろうし やっぱり展望がないのは登っても寂しいので 梅雨明けまでしばらくお預け・・・になると思います。 対策、ではないですがクライミングジムの「ランナウト」入会してきました。 自動ビレー機があるので1人で行っても十分遊べます。 梅雨の間は少しフリークライミングに挑戦しようと思ってます。(^^) |
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