山の中はうろうろしていたけれど、ちゃんと登るのは初めて! akemiの山行記録のページです! |
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2005年5月28日(土) 大菩薩嶺2,057m このところ週末曇りで月曜日雨の予報が続いています。 ということは、日曜に山に行けば上の方は悪天候ということ。 なので今回は土曜日の山行を計画しました。 最初の予定では「金峰山」に登るつもりでした。 地図も用意し、夜中着のセレナちゃん仮眠の予定で中央高速をひた走ります。 ところが! 川上牧丘林道を走り目的地の大弛小屋まであとわずかという所で「通行止め」の看板が! 「が〜ん!ショック!!」(^_^;) 時間はすでに2時を回っています。 完全に金峰山狙いで、他の山がたくさん載っているガイドブックや、他の山域の地図は持ってきていません。 瑞牆山荘から金峰山に向かう手も考えましたが駐車場に着くのは5時を回りそう。 しかもそこからだと大弛小屋から歩くより長時間のコースタイム、地図も手元にありません。 他の山域に動くほど時間の余裕もないし、まともな地図もないし、帰るのもイヤだし・・・ で、思い出したのが「大菩薩嶺」でした。 移動して睡眠時間が減っても、歩行時間が少なく入山者が多い山なら少しは安全・・・。 手元にあるガイドブックにも簡単な地図などが載っています。 という訳で、突然の「大菩薩嶺」登山となりました。 ☆コース☆ 福ちゃん荘駐車場→雷岩→大菩薩嶺→雷岩→賽ノ河原→大菩薩峠→福ちゃん荘駐車場。(3時間20分) |
結局福ちゃん荘に着いたのが4:30過ぎでした。 途中何度か鹿を見かけました。 景色はすっかり明るくなり、小鳥はさえずり、朝の景色です。 しかし、寝ないで歩くことはできません。 スタートは8時過ぎと決めて、とりあえずビールを飲んで仮眠です。 福ちゃん荘の駐車場にセレナちゃんを移動して、とりあえず準備を始めます。 すぐ脇に案内図が立っています。 今までにも増して簡単な地図しかないので、しっかり照らし合わせます。 標高1,720mの駐車場を出発したのが8:10でした。 |
唐松尾根を登っていきます。 緩やかな登り、割と明るい道です。 木の根元はほとんど熊笹に覆われています。 白樺もありました。 狙い通り、青空が広がっています。 白樺の白さが映えて、とってもきれいでした。 |
何人かの登山者たちと前後しながら歩いて行きます。 これだけ人がいるのは、やっぱりお手軽で人気のある山だからなんだろうなぁ。 だんだん高度を稼いで行きます。 |
森を抜けると、草原の中の道です。 傾斜はそれなりにきつめの、石がごろごろした道です。 ひたすら登って行きます。 ふと振り返ると富士山が! ん〜、なんだか嬉しくなっちゃうのは日本人ならではなのかなぁ? 眼下に「上日川ダム」バックに富士山。 なんともきれいな絵です。 近くを歩いていた人達も歓声を上げていました。 |
稜線には雲がかかり始めました。 やはり天気は下り坂のようです。 あの雲の中、塔ノ岳の時ほど悪くないことを祈ります。 なんて考えながら歩いていたらあっという間に。 9:00 雷岩 到着です。 ちょっと大きなジャングルジムくらいの大きさの岩です。 この辺りで途中から現れ始めたブヨが大量に飛び回るように。 天気が良くて暑いから半袖だったけれど、いささか不安になってきました。 薬は持ってきているけど、刺されると辛いからなぁ。(^_^;) |
雷岩を後にして、大菩薩嶺頂上へ向かいます。 これまでの開けた道と違ってツガの林に囲まれています。 薄暗い道を歩くと、少し明るい場所が見えてきました。 9:10 大菩薩嶺(2,057m) 到着です。 頂上と言ってもちょっとした広場という感じです。 木に囲まれていて周りの景色も全然見えません。 聞いてはいても、やっぱり「つまんな〜い!」(笑) 一応写真を撮って、水を飲みながら立ち休み。 雲が出てきて少し涼しくなったので長袖シャツを羽織りました。 景色も見えず、ブヨが飛び回る場所に長居は無用。 9:20 出発です。 |
雷岩のてっぺんを通り抜け、明るい尾根道を歩いて行きます。 先ほどまでの草原の道とも違い、景色が開けて気分がいい道です。 途中にこんなケルンが。 思わず笑ってしまいました。 これは「▲打ち止め」ですね。 もうこれ以上上に積む事はできません。 |
先に目をやると非難小屋が見えてきました。 ここは「賽の河原」石がごろごろしていますが、怖くはありませんでした。 小屋の中はこんな感じです。 窓もドアも閉まりません。 きれいだから天気が悪い時に休憩に使うのにはいいかな? |
歩く先に濃い霧が出てきました。 下から見たら今まさに雲の中に入ろうという感じでしょうね。 気温も下がってきました。 小説「大菩薩峠」を書いた中里介山の文学碑です。 ・・・とは言っても、読んだことないんですが。(^_^;) |
10:05 大菩薩峠(1,897m) 到着です。 峠には山小屋「介山荘」も建っていました。 大菩薩嶺が景観のないピークだったので、景色の良い峠に人が集まるのでしょう。 あいにくの雲が出てきて、景色は見えませんでした。 介山荘の横には立派な小屋が立っていました。 16年と書いてあったから出来立てぴかぴかです。 きれいなトイレもありました。 広くてのんびりできる峠でしたが雲のせいで景色も見えないし 時間が早いのでお腹も空きません。 なので休憩をしてとりあえず降りる事にしました。 10:25 出発です。 |
少し降りると木が生い茂っています。 道幅は少し広めでのんびり歩けます。 木が密生していないせいか、林の中でも明るい道です。 |
今回目にした花たち ムシカリ/マメザクラ チングルマ?/タチツボスミレ ??何だろう、イチゴかなぁ? 丁度狭間のようで、思ったほどは咲いていませんでした。 季節を選べばつつじがきれいみたいですよ。 |
しばらく歩くと沢音が聞こえてきました。 小さなのどかな沢です。 「勝縁荘」です。 ここまでは車で入れるみたいでした。 「富士見山荘」です。 天体観測ができる山小屋として有名です。 う〜ん、ちょっとみたい気もします。 |
11:05 福ちゃん荘駐車場 到着です。 写真もかなり撮ったけれど、やはりあっという間でした。 なんだか物足りないし、そのまま別の山に行こうかと思いましたが 翌日はさらに天候が悪化するだろうということでやめました。 駐車場代替わりに福ちゃん荘でお土産を買ったりしていたら少しお腹が空いたので セレナちゃんの脇でお昼にしました。 今回は下ごしらえした肉と野菜を加えた豪華具沢山ラーメンです。(^^) おにぎりとコーヒーはいつも通り。 コッフェルに乗っている「武器」は塔ノ岳のN島さんに頂いた記念品。 手作りの黒門司のお箸です。 のんびり腹ごしらえし、荷物を片付けて帰路に着きました。 |
おまけ。 早く動き始めたので帰りはかなりのんびり移動しました。 林道の途中の日川ダム脇にあった堰堤の滝です。 フライで狙っている女性がいたので 「釣れますかぁ?」と聞いてみましたが、首を横に振られてしまいました。(^_^;) |
今回のお土産 福ちゃん荘オリジナルワイン 小さなボトルで400円でした。(^^) 他にも白とロゼがありましたよ。 |
コースタイム3時間20分に対して歩行時間は2時間15分。 ・・・あれ?まぁ、そんなものか。(^_^;) 写真を撮りながら歩いたけど、さくさく歩けちゃったからなぁ。 今回は、予定を完全に変更した山行になりました。 金峰山、昔からズ〜っと馴染みのある山ではありますが 結局いまだい1度も登ったことがありません。 登れないと思うと余計登りたくなるもの。 再挑戦です。 真夜中に出くわした林道通行止めは「あいたたた!」でした。 GWも過ぎて6月も間近では大丈夫と思っていたんですが。 アクセスに林道を使うコースでは要確認ですね。 地図とガイドブックは、予定山域以外も携行する必要がありそう。 (今の山行スタイルでは。) 金峰山から大菩薩嶺に変更したのは結果オーライです。 いつかは登ろうと思っていた山でした。 睡眠時間が不足気味でも、危険箇所もなく入山者が多い山で安心でした。 ある程度以上の高度になると、樹が減って石がごろごろした道になりますが 今回の大菩薩嶺はそんな山を手軽に味わえます。 普通に歩けばさくっと3時間。 午後から登ってもいいくらいですね。 今回の歩きには反省点はありませんが アプローチには大いに反省。 林道を遣う場合はやはり事前確認は大切です。 夜中にコーディネートし直すのは面倒な作業でした。 梅雨入前にもうちょっと登りたいと思っています。 来週は金峰山、行けるでしょうか? |
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